着生ランの魅力 宇宙の花 出逢いと開花まで

こんにちは。
今日は今年1番の大雨のようです。
コロナで外出禁止令が出ていますので、
普段は億劫な雨も恵みの雨に感じますね。
僕は雨は好きです。
植物がたっぷりの水を受けて育っていくような気がしてワクワクします。
いつか大きな庭がある家に住みたい…。

さて本日ですが、着生ラン初心者の自分が
着生ランを買ってから花を咲かせるまで
の流れをお見せしながら、「なんか楽しそう!」「これを気に買ってみよう!」と思ってもらえる記事を書きたいと思っております。
昼下がり熱々のハーブティーを片手にゆったりと読んでくださいね。

▽出逢い 世界らん展
2020年2月私は初めて世界ラン展にお邪魔させて頂きました。
世界ラン展とは1991年から続く歴史の長いイベントであり、
当日は各部門でのコンテストが開催され、アジア諸国から
園芸店も出店し、気軽に安く生体を手に入れることが出来ます。

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どの花もブリーダーの熱い思いが込められていて、
とても素敵でした!いつかこんな美個体を作りたい!

展示のすぐ隣やあちらこちらに直販のブースがたくさんあり、
色とりどりの植物達が販売されているのですが、
そんな中で自分の目に留まったのが、こちら。

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名前はPholidota Chinensis(フォリドタ・キネンシス)といい、初心者でも育てやすい品種とのことです。ぷっくりとした部分はバルブと呼ばれ、花を咲かせるための栄養素をここに貯めて、開花時には一気に萎ませるんです。機能美、すごいな。

▽育成 
世界ラン展から帰ってくるなり、私はフォリドタちゃんを着生ランに仕立てました。その姿がこちら。

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アクアデザインアマノさんが出しているDOOAテラプレート。センス良すぎ、スーパー・ベーシック。陶製プレートになっており、吸水性が非常に高く着生ランに持ってこいの製品です。木綿糸で固定していますが、生育してくるとランの根がしっかりとプレートを囲い込んで固着するんです。

水やりは毎日1回、折りたたみバケツに水を貼って2~3分つけるだけ。夏場は1日2回あげるみたいです。着生だと水のあげすぎで根腐れを起こす心配もないので、植物失敗あるあるの一つを回避することが出来ます。

そんなこんなで1ヶ月ほど愛情を注いだ姿がこちら。

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あらまあ。なんということでしょう。謎の芽が三つほど、、。
しかも真ん中のやつは少々様相が異なりまして、どうやら花芽のよう!
毎日少しずつ伸びる中期待してましたが、ついに花芽がとテンションは最高潮に。どんな花が咲くんだろうか、、。

もう一つ注目して欲しいのがバルブの状態。上で乗せた写真よりも少ししぼんでいるのが分かりますか?そう!新しい芽を伸ばすために、栄養を使っているんです。すごいな。神秘だな。

▽そして開花へ、、
花芽は日々どんどん伸びていき、可憐な蕾が連なって実りました。
あの花芽がこんな風に交互に伸びていくんだ、と驚かされることばかりです。

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そしてそしてそして、、!!!

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花だ!!
花が咲きました!!
(ここで小躍り)
さらにさらに、、

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満開!花が連なる姿は非常に荘厳ですね。。
花は1週間ほどで萎れてしまいました。美しいものは儚いですね。。
ちなみに花が終わった後は花茎とよばれる花の茎を根元から切ってしまいます。そうすることで、またバルブに栄養が行き届くようになり、来年花を咲かせるための準備に入るわけです。
右上のバルブは最初のバルブと同じものですが、もう1/3くらいのサイズになってしまっています。しおしおのミイラ状態です。お疲れ様。


さて、いかがでしたでしょうか。
世の中はコロナで大変ですが、家にいるだけでもこんなに毎日変化を見せてくれる着生ランは本当におすすめです!
ぜひこの機会に新たな着生ランライフを過ごしてみてはいかがでしょうか!

気に入っていただけたらスキをくださいませ。

ではでは。

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