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親戚のお家みたいな港町

移住した友達に熱烈に誘われたのがきっかけで、静岡県東伊豆町の稲取という小さくて、自然豊かな港町を訪れるのはもう3回目になる。(さっき調べたら地区の人口は5,000人強らしい。)

数ヵ月に1回の頻度だと、もはや旅行ではなく親戚の家に遊びに来ちゃった、みたいな感覚が強い。Google先生に頼らなくても何となく出歩けるくらい、写ルンです持ってっても数枚で満足しちゃうくらいの来訪頻度。


1回目滞在時に、高台に連れてきてもらった。綺麗。
この後、信じられんくらい長い滑り台に興じる人々を眺めた。天気よかったら挑戦したい。


わたしはこの春、幾つか選択をした。
恐らく指折りになるはずの転機に何しようか色々考えた結果、結局ここに来ることに決めた。

一番の理由は移住している件の友達。絶妙に人の乗せ方が上手くって(釣られるわたしもわたしだが)ほいほい来ちゃう。よくわからんけど一緒にいると何が起きるか謎でわくわくする。どこを取っても稀有な存在だとつくづく思う(なんで仲良くなったのかも謎。いつもありがとう)。

あと、この街からお家に帰るときは、いつも不思議とぽかぽかした気持ちでいる。

わたしは通常運転の場合、アンテナが敏感になって、あることないこと含めてよく思考がぐるぐるして、なんか勝手にしんどくなることがある。
いろんなものをチューニングしたくって来ている、みたいなところもめちゃくちゃある。

明け方、海に太陽がきらきら差し込んでいるときに歓声を上げたり、美味しいもの食べて「美味しい~!」って叫んだり、EAST DOCKで全力で卓球練習したり、地域のイベントや行事のお手伝いにドタ参させてもらったり(大体初対面でどきどきする)、露天風呂から星空を眺めたりする日々がとても愛しくって、帰ってきても数日にやにやしちゃう。

2回目滞在時に、地域の雛壇を並べるお手伝いをさせてもらうなどした。
(photo by 友達。ヘッダーも)


日々遭遇する自然の美しさはもちろん最高で、でもそれだけだとなんか足らなくって、大好きな人たち(まだ何回か、下手したら1回しか会ってないけどもう大好き認定)と一緒に、一瞬一瞬に感動できることがうれしい。
そのときの自分の気持ちを安心して表現してもいいよって言われている感じ。幼少期に戻ったみたいに時空が歪む。

詰まるところ、この街の人はみんなすっごく優しいんだと思う。

自分のツイッター遡ったら、2回目滞在後こんなこと書いてた。

いてもいなくても一緒を仄めかされる環境よりも「みんなめっちゃ喜ぶと思う」ってストレートに言われる方がそりゃうれしいよなと思った。人間だもの。

わたしのツイッター(2022/02/26)

付け加えると、わたしはいつもそういう人の優しさに甘えてばっかりだからいつか何らかの形で返せたらいいな~と思う。

カメラロール見たら、今回は美味しかった思い出しか記録されていなかった①
お魚捌けるってすごい。
カメラロール見たら、今回は美味しかった思い出しか記録されていなかった②
激安激辛ですごい量の中華を死にそうになりながら食べた。美味しかった。
カメラロール見たら、今回は美味しかった思い出しか記録されていなかった③
夜ごはん難民になって辿り着いた先の焼肉屋さんが穴場すぎた。


短い人生の中で、不思議な場所で全力で駆け抜ける時間ってもうなんか絶対愛しいじゃん。それ以降もずっと宝物になるだろうなという予感がある。

半年前までそもそも訪れるかどうかすら迷っていたのに、今となってはこの街にどう関わろうか、次の滞在はいつがいいかなとか、ふと考えていることに最近気付いてちょっと怖い。

次はきっと夏。また来ま~す!

細野高原。photo by 友達