Daily Life - vol.002 - バウムクーヘンの年輪をながめる

いまが2023年ということは、ダイアモンド・プリンセス号が横浜港に碇泊のままとなり、報道がそればかりになったのは3年前。1月末、防護服の映像や実態のわからないVirusに怯えたこと。元彼といく予定だったディズニーをCancelしたこと。唾が飛びそうな懇親会を考えてゾッとした(してしまった)ことなど。ネットフリックスドラマのティザー動画みたいに、順不同断片的に、流れてくる。

いまになって、やっと俯瞰して観ている気がします。過去の記憶・心情と、現在の感覚・こころとを、やっと分別できたのでしょうか。できればこれを続けたいです。

今朝。久しぶりに乗った体重計には、3年前+5kg増の数値が示されていましたが、まぁまずは2kgぐらい落としてやろうかと思っています。もう、取り憑かれたようにダイエットするのはやめましたので。この脂肪細胞たちも愛しながら、減らしていくんだと思う。今は、この3年で鍛えた(鍛えてもらった)骨格がすき。友達が身体にまつわる仕事をしていて、おかげで私は私の身体が好きになった。だから、今のわたしはこれでいい。これがいい。

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止まっていたような3年間には、ちゃんと、3年分の水が流れているものです。わたしは雪解けの山間部が好きなので、いま、そのことを考えています。なんとなく、こころの代謝と四季の山々は似ています。そのほうが、肌馴染みよくしてわたしが理解できるだけなのですが。

いつも本当に納得することは論理的に説明できた試しがなくって、世の中に求められている(と思っていること)とあまり足並みがそろわない。そんなわたしでいい。そんなあなたでいい。仮置きに論じて放っておくことを、たまに、固定されたり責任を負わなきゃいけない(と勝手に感じる)ことが、川幅を窮屈にさせる。そんなわたしでいい。そんなあなたでいい。

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バウムクーヘンの年輪には3年分の厚み
きみに見せたかった花よりもわたしが見たい花々を咲かせて
もうすぐ渡鳥がとびたつ 春告鳥がやってくる


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では、本をよみますので、この辺で。


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