マガジンのカバー画像

境界性パーソナリティ障害

109
境界性パーソナリティ障害(BPD)関連の話を書いた記事をまとめています。当事者さん向け・周囲の人向け色々あります。
運営しているクリエイター

2022年6月の記事一覧

怒りをコントロールできない人におすすめの心理ワーク

最近カウンセリングで「怒りをコントロールできない人」の相談を受けることが多いので、自分が実際にやって効果的だった、根本裕幸さん考案の心理ワークをおすすめしています。 でもこれ60分8,800円のカウンセリング代払わなくても、1,370円の私の本に漫画で描いてあるんですよ。 こちら↓ 8,800円のカウンセリングが無駄だと言ってるんじゃないですよ。 相談者さんそれぞれの状況やお悩みや生い立ちを聞いて、それぞれに合ったお話をします。自分でもここまでやるかと思うPDFも付け

境界性パーソナリティ障害を治せたのは「治したくない私」を認めたから

オリジナル記事掲載日:2020年10月26日 「治したくない私を認めたら、 一生治せなくなるじゃないですか!」 と思うでしょう。 しかしわたしは 「精神不安定を治したくない私」 を認めたからこそ、 境界性パーソナリティ障害を 克服できたのです。 * * * 「人間は失敗も恐れるが、 成功も恐れる」 という話は聞いたことが ありますか? “成功を恐れる”といえば 心理学者のマティナ・ホーナー (Matina Souretis Horner)が 1968年に提唱した 「

元・精神病患者だろうが何だろうが、自分の人権は大事にしろ

オリジナル記事掲載日:2021年2月10日 無意識のうちに 「自分は元精神病 患者なのだから、 それ相応の姿勢でいよう」 と思っていたみたいです。 が、そんなこと関係なく 自分の人権は大事にしよう、 と思いました。 ※この記事を書いている人は 「境界性パーソナリティ障害」 という精神疾患持ちだった人です。 現在は寛解(かんかい)・克服しています。 * * * なぜか今年に入ってから、 今まで仕方なく受け入れてきた 待遇の改善を求める動きを しているんですけど、 正直

年上男性に「ウザいキモい」となってしまう女子の気持ちを考察してみた

私のカウンセリングは境界性パーソナリティ障害という、女性に多い精神障害を主に扱っているためか、年下彼女から突然ナゾに「ウザい」「キモい」「二度と連絡してくるな」と言われてしまった年上男性からのご相談がまあまあ多いです。 そう言われて精神を病んでしまい思わず迷惑行為(盗聴・盗撮・GPS追跡など)をしたくなってしまう人もいますが(犯罪ダメゼッタイ)、基本的に彼らは「良かれと思って」「彼女を助けたくて」生きている人が多いのです。 なぜ、こんなすれ違いが起きてしまうのでしょうか。

相手の言葉を歪んで受け取ってしまう病とその対処法

私はずっと自分に読心術が使えるように思い込んでいて、「相手はこう思っているに違いない」と信じて疑っていませんでした。 長年患っていた境界性パーソナリティ障害を克服できたのは、「あれっ……もしかして私、相手の言葉を歪んで受け取ってる!?」と気づけたおかげもあると思います。 やはりキレながら伝えると向こうもイラッとしちゃうので、「悲しい」とか「寂しい」とか弱い感情を伝えたほうがいい気がしています。 そもそも「怒り」って感情は、弱い感情(自分)を隠すために出てくるものですから