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クリエイターとしての話

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自分自身の創作活動に関する話から、誰かの創作に役立つかもしれない考え方まで、色々と書いています。
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#背景

イラストを爆速で上達させるのは練習より「実務」

オリジナル記事掲載日:2021年8月8日 これは絵描きに限った事ではなく、 ありとあらゆる場面において 一番上達が早いのは「実務」です。 もちろん自主学習・練習も 物凄く大切なんですけど、 ある程度の力がついたら さっさと実務に行ってしまった方が いいんじゃないかなと思いますねー。 * * * わたくし2021年初頭に 「月1回背景練習する」 って言ってたんですよ。 ◎3月の背景練習課題がこちら ◎4月の背景練習課題がこちら その後、5月も6月も7月も 背景練習

漫画(ていうか背景)を死ぬほど描いています

オリジナル創作漫画を月に1話(26P)更新する、を2022年の目標にして生きているこの頃です。 が、5月は仕事(主にカウンセリング)がめちゃくちゃ繁忙期で、さらに県外出張もし、完全にいつものペースを崩しています。 遅れを取り戻すべく今日はひたすら漫画を描き続けていたら、noteの更新を忘れていました。 作業時間が少ないのもあるのですが、そもそも時間がかかっているのはこういった背景を手書きで描いているせいです。 デジタルで描いてるんだから写真から線画抽出とかすればいいの

【背景描き方02】イラストならではの表現を。写真そのまま描けばいい訳ではない

オリジナル記事掲載日:2021年5月3日 絵がうまくなりたい& しかし背景が苦手な イラストレーターが、 背景練習をして気づいたことを シェアするコーナーです。 今回は 「写真をそのまま 模写すればいい訳ではない」 という話。 2021年4月の練習課題は 「寺院(狸谷山不動院)」 でした。 ★前回の記事 前回の記事でも書きましたが、 背景を描く上で 「何を見せたいか(主題にするか)」 を絞り込むのは非常に 大事なことです。 というか、背景に限らず 創作(芸術活動)

【背景描き方01】背景苦手が長年克服できない人におすすめの練習方法

オリジナル記事掲載日:2021年5月2日 背景を描くのが苦手な イラストレーター(私)が、 改めて「絵(背景)の勉強と練習」をしている話です。 今回は寺院(狸谷山不動院)を課題に、 「背景苦手が長年克服できない人に おすすめする練習法」を ざっくりまとめたいと思います。 ★前回のシリーズはこちらでどうぞ 背景練習テーマ(課題)の決め方:「好き」で選ぶこの記事をご覧の方の中にも 「背景イラストが苦手で、 克服したい」 「背景イラストの効果的な 練習方法が知りたい」 とい

背景苦手克服の記録&制作過程06〜絵が上手くなる方法〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月25日 巷に「絵が上手くなる方法」って 山ほど溢れていると思うのですが、 一番大切なのは 「必ず作品を完成させること」 ではないでしょうか。 途中で投げ出したものを 何枚積み重ねても、 やっぱりなかなか 上手くはならないのです。 ★前の記事はこちら プライベートなことに追われつつも なんとか絵が完成しました。 クリックでデカい画像が 出るようにしていますので、 ぜひ大きい画像でご覧ください。 スマートフォンの方は画面を 横にすると

背景苦手克服の記録&制作過程05〜絵に雰囲気が出ない悩みを解決〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月17日  イラスト・漫画は最終的に 「上手いか」よりも 「人の心を動かせるか」 が大事なんですよね。 見た人が感動するかどうか 描き手が操作することはできませんが、 「人間心理を利用したライティング」 を使って、人の心(脳)を少しだけ 動かすことはできます。 ということで、制作過程04の続きです。 ★前回の記事 ※前回の記事、掲載する画像を間違えていたので先ほど直しました……。 背景がざっくり出来たところで、 キャラクターの仕上

背景苦手克服の記録&制作過程04〜背景がぼんやりする悩みを解決〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月16日 カラーで背景を描くと、なぜか “ぼんやり”してしまうのが悩み…… という方はいませんか? 背景着彩は明暗とメリハリをうまく使うと、 急にクオリティが上がり深みが増すんですよね。 人生と同じです。 ★前回の記事 引き続き、背景着彩をしています。 冒頭でもお聞きしましたが、 「背景がなんかぼんやりしちゃって、 かっこよくない」 という悩みにぶつかること ありませんか? わたしも10〜20代の時はよくそうなっていました。 今な

背景苦手克服の記録&制作過程03〜教本を買う前にメンタルを整えろ〜

オリジナル記事掲載日:2021年3月12日 苦手を克服するぞ、とか 絵が上手くなりたい、と思うと とりあえず教本を買うじゃないですか。 買ったからって、すぐやる気が出る訳じゃないんですよね。 ★前回の記事はこちら キャラクターと背景のデータを 別々にして作業していましたが、 前回の記事で着彩したキャラを 下塗りした背景へ置いてみました。  ↓ 制作過程①で描いていた背景と 向きを左右反対にしています。 最初は光源を右にする予定だったのを 「やっぱり左にしよう」 と思

背景苦手克服の記録&制作過程01〜なぜ背景が苦手なのか〜

2021年3〜4月の間にやっていたイラスト練習を元にした考察・制作過程記事をnoteで再構成して掲載したいと思います。 ※この記事を読む前に読むと面白いかもしれない記事はこちら↓ ●まず背景とセットにする人物は趣味に走って描こう背景練習が本当に嫌いだったので、「自分の好きな感じの女子高生とセットで描いたらやる気になるのでは?」と思い、まずはこんな絵を描きました。 思いの外ボーイッシュになりましたが、まあいいでしょう。 次は背景です。 ●ここでなぜ背景に対して苦手意識が

「何を省くのか」それが重要だ

ついまた背景を真剣に描いてしまっている。お陰で漫画の完成が遅れている。作品を創るにも、人生を生きるにも、「何を省くのか」それが重要だと最近よく考えている。 たとえばトップの絵、まだ完成していないが、もうこの時点で「何らかの洋館だ」ということは分かる。(人によっては城に見える場合もあるかもしれない) つまり「すべての線を完璧に描かなくても、見る側はそれが大体何なのか意識できる」ということだ。 というか、すべての線を律儀に完璧に描いていたら、時間がかかってしょうがない。「完