ShopifyとEC-CUBEどちらを選ぶべきなのか考察してみた。
ECPower(イーシーパワー)公式noteです!
「ECを構築したいが、Shopifyを選んだら良いのか、EC-CUBEを選んだら良いのか判断できない。」という悩みをよく聞きます。
今回はShopifyとEC-CUBEどちらを選ぶべきかを考察してみたいと思います。
Shopifyとは
言わずもがなですが、Shopifyは世界175カ国、100万店舗で利用されている世界シェアNO1のECプラットフォームです。
EC-CUBEとは
EC-CUBEとはECサイト構築パッケージの名称です。日本発で、シェアは国内NO.1のオープンソースのソフトウェアです。
EC-CUBEはシェア日本一ではありますが、世界で比べて見るとこのような感じになります。世界の広さとShopifyの強さを物語るようなグラフです。
EC-CUBEの最大の特徴
多くのブログ等を見ると、EC-CUBEの最大の特徴は「インストールが無料」である点と「カスタマイズが可能」であるという点です。
これはどういう意味かというと、EC-CUBEはEC構築のオープンソースソフトウェアであるということです。
つまり、オープンソースだから無料でインストールすることが出来ますが、インストール先のサーバー、プログラムを動かす環境設計、データベースの用意、セキュリティ対策等が必要になります。
カスタマイズが可能というのも、ソースコードを自社サーバーにインストールするからこそ、自由にコードを変えることが出来るようになるという意味なのです。
一方で、すでにお分かりの通り、サーバーを用意したり等、EC-CUBEでECを始めるにはある程度のエンジニアリング知識が必要になります。
EC-CUBEで出来ること
基本的にECでやりたい大抵のことは出来ます。それはEC-CUBEの制作実績を見ていただければ分かります。
また、EC-CUBEには「プラグイン」という形で拡張機能も用意されているため、これらを用いて「実現できること」の幅を広げることが可能です。
クラウド版 ec-cube.co
EC-CUBEは、インストール型ではなく、SaaS型のec-cube.coも提供しています。
基本的に、インストール型ではなくSaaS型にすることで、前述したサーバー管理等のエンジニアリングが不要になるというのが売りです。
SaaS型というのはShopifyと同じタイプであるという認識が大切です。そして、料金には大きな違いがあります。Shopifyは月額29ドルから使い始められるのに対して、ec-cube.coは初期費用7万円+月額3.98万円〜となっております。
ShopifyとEC-CUBEどちらを選ぶべきなのか
出来ることで言えばほぼ変わりません。よほど特殊なことをしないのであれば、ECとして必要なほとんどの機能はどちらもカバーしています。違いは、インストール型なのか、SaaS型なのかという部分です。
SaaS型ec-cube.coとShopifyを比べた場合は、
価格の点でShopifyの方が圧倒的にコスパが良い。
インストール型EC-CUBEにおいては、無料でインストール可能でカスタマイズ可能であるという強みがありますが、エンジニアリングが必要になるという点があります。よって結論は以下です。
インストール型EC-CUBEとShopifyを比べた場合は、
自社or外部にエンジニアリソースが豊富にあり、
徹底的にカスタマイズするストアを作成するならEC-CUBEがいいが、
それ以外の条件においてはShopifyが良い。
ECPower(イーシーパワー)について
ECPower(イーシーパワー)はECストアの構築・運用グロース事業を行う、Shopify Partner企業です。ECやShopifyでお困りの方は是非ご相談下さい。