もしもの話。

もしも私に実務経験も、なんの繋がりもなかったら。
私は開業登録をしていなかったと思う。

正確に言えば
「最初からの開業登録はしていない」です。

スタートダッシュを切るってとっても大事ですよね。
でもなんの準備もせず切るのは難しいと思うの。
運動だって事前のストレッチは必要でしょ?

電子申請をするには社労士の電子証明書が必要です。
電子証明書は登録番号が無いとできません。
登録番号が判明するのは登録から3週間程経ってからです。

登録していれば開業のタイミングは選べます。
開業同時登録しようとしたところで、自分が惹かれる物件が空いているとは限りません。

コネがないならTwitterでもなんでも使って繋がりを作ればいい。
でも突貫工事の関係性は長持ちしません。
こちらが利用目的で繋がろうとしてるなら尚更。

社労士はよく「金なしコネなし経験なしで開業しました!」て人がいますが
私はそれを良しとは思いません。
それって「計画性ないです!」て言ってるのと変わらない気がする。
自分が頼もうと思えない存在である自分を売り込むことは出来ないです。

もしも私が経験もコネも無かったら。
おそらく私は「1年後に開業する!」と目標を定め、1年後スムーズにスタートダッシュ切るためにその他登録にしておいてひたすら尽力したと思います。
登録さえしてれば開業はいつでも出来ますし、開業同時に電子申請も可能ですし、その他なら事務所住所公開がないので固定費かからないですし。自宅兼事務所を全世界に公開は絶対に嫌です。

私は開業を勧めも否定もしないです。
ただ、ノリだけではなんともならないのは間違いないと思っていて。
魔王の城にひのきのぼうで挑む勇者がいないように、ゲームクリアしたいならスライムを倒す時間は必要なんじゃないでしょうか。
年金1本でいくなら話はちょっと変わってくるかなと思いますが。

キラキラするなんて、無事咲いてからでもいいはずです。
最初から輝いてないとダメだなんてそんなことはないです。
まだ顧問先いない私が言っても説得力ないのは重々承知の上で、1人でも多く、せっかく開業するなら即廃業することなく、できるだけ長く社労士として活動して欲しいなぁと思います。

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