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世界はぼくらのものだ

つい忙しさに追われキャパオーバーしそうな心と体を取り戻すために

本を読む。

以前、別の記事にもあげたショーン・タンの

『内なる町から来た話』

ショートオムニバスでいくつもの話が入っているが

実に深い......。

自分の表現力ではとてもいい表せないが

とてもいい......。

いろいろな動物たちが登場し、挿絵も美しく魅力的で惹かれる
そして何より話が面白くわかりやすく簡単なようで
まるでわかりやすくない......!!

一筋縄では簡単には理解できないし読み解けない
だけれど不思議と読みやすい。

なんだこの本、

不思議としか言い表せない......。

じっくりと自分なりの解釈を巡らす
登場する動物たちは一体誰なんだろう
どの世界のどの空間で起きている話なんだろう

考えても答えは出ない

そこがまたいい。

次から次へと読むのがもったいなくて少しずつ読んでいる。

そこもまたいい。

不思議な異世界へトリップできる一冊

大切に読もう。


物語のひとつの話に出てくる犬が

「世界は僕らのものだ」

と言う。


時は有限で
いつか終わりがくる
時は過ぎ、世界は変わる

だけど今、自分たちはこの世界を生きている

こんな時代だけれど
こんな時代だからこそ
有意義に過ごしたいし
有意義に過ごせるようにしていかなくてはいけない。

「「世界はぼくらのものだ」」

忘れてはいけないことに気付かせてもらえた気がした。


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