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酔灯夜話 #38

(#37からの続き)

個人情報保護法が施行され世間に個人情報保護のおおきなうねりが襲ってきた。それに呼応するように社内に「プライバシーマーク」取得の機運が生まれ、私は情報システムの仕事を離れ、この仕事に従事するプロジェクトのメンバーとして参画した。今では常識である個人情報保護の取組は、当時はとんでもなく現場仕事を制限する(もしくはそう思われた)ことととらえられ、現場との軋轢に悩んだ。それでも何とかプライバシーマーク申請直前にこぎつけるのであるが、そのつど欠格事項であるセキュリティ事故が社内に起こりご破算になる。を繰り返した。これは結局経営方針が変わり取得の方針は見送られることとなったが、情報システムとセキュリティの私の警官から、システム監査要因として監査部門に移るきっかけとなった。結局この監査の仕事を60歳定年まで続くこととなり、自身のキャリアの集大成として半ばダメ元で、情報処理技術者試験のシステム監査技術者にチャレンジ、定年前に合格でき花を添えることができた。

定年後も契約社員として会社にとどまって監査に従事しているが、半ばセミリタイア状態で、次の新たなことにチャレンジしていきたいとは思っている。

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