酔灯夜話 #10
みずほ銀行が度重なるシステムエラーを起こしたニュースはまだ記憶に新しい。なぜ何度も何度もエラーを起こすのか? システム屋の端くれとして思うに、組織に問題があるとしか思えない。単発的なシステム障害であれば、チェック漏れ、うっかりミス、、、等々が考えられるが、こういったミスはミスの原因をつぶせば、そう繰り返し起こるものではない。システム開発・運用で最も大事なことは、開発者相互及び上司部下の「コミュニケーション」につきると思う。みずほのように短期間でトラブルが頻発するのは、コミュニケーションが出来ていないから、またコミュニケーションを阻害する組織体・組織風土に原因を求めざるを得ない。こういった組織では以下のような組織の雰囲気ではないかと想像できる。具体的には①上司は部下からの障害報告に厳しく叱責するだけ。部下は叱られるのが嫌なので上司に報告を上げなくなる。 ②システム間のインターフェースの情報共有を取ろうとしても、形式的な文章にこだわる。めんどくさくなり共有が滞る ③システムの進捗を上司から質問され、遅れを突っ込まれるのがいやなので曖昧で抽象的な回答をする。上司は進捗通りといいように解釈する。 こんな組織ではなかろうかな?
そろそろ酔いもまわってきたのでこの辺で、、、、。
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