ドルアーガ in AD&D
AD&D1版のLegend & LoreとHackMaster4版のGAWDS & DEMIGAWDSにドルアーガが掲載されているので、内容を簡単に紹介してみる。
アーケードや家庭用ゲームで人気となったドルアーガの塔
ドルアーガの塔と言えば、3部作のゲームブック!
そこに登場するドルアーガはとてもカッコ良いのである。
AD&Dに邪神としてドルアーガのデータが掲載されている。ナインヘルズから来ているが、Lesser Godの扱いとなっている。
8本の腕と4本の足で顔は美青年という造形。
開発者の遠藤雅伸氏もこのAD&D版ドルアーガを参考にデザインしたそうである。
HackMaster4版でもドルアーガのデータが掲載されているが、概ね同じような解説でイラストも少しリファインされている。
ドルアーガはシェイプチェンジ(ウィザード9レベル呪文)をat willで使用することができ、常に異なる姿で人の前に現れる。シェイプチェンジは幻術の変装ではなく、本当にそのクリーチャーに変身してしまう呪文なので、見破ることは至難の技である。
ドルアーガは自分の魂を別の生物に植え込んでおくことができる。植えられた生物はそれを感知することはできない。ドルアーガ本体の体が滅ぼされた場合、魂を植えられた生物が次のドルアーガとして全ての知識・経験を持った上で復活することになる。
ドルアーガのメイスで殴られると35点ダメージを食らって、対魔法STに失敗するとランダムなタイプのデビルに変化させられてしまう。
面と向かって戦うと勝てないデビルではないのだが、シェイプチェンジしまくることと、魂を別の生物に植えておくことでバックアップが可能になるため、ドルアーガに真の滅びをもたらすには高レベルキャンペーンが必要になるだろう。
ドルアーガのデータを見るに、肉体的な攻撃力が弱い。やはり複数本の腕と足を使いきれていないのが、データ的にポテンシャルを引き出しきれていない。
やはりここは頭を増やしてマルチヘッドキャラクターとし、複数の武器をペナルティ無しで使えるようにすべきであろう。配下のゴルルグのように。
おまけ
AD&D1版のLegend & Loreでは、ギルガメスは当然メソポタミア神話に登場する方のヒーローとして掲載されている。
ウォリアー・ネクロマンサー・ハイプリーストにして王なのだが、得意技はレスリングとなっている。
女神イシター(ISHTAR)にもデータがある。
人間の前に出るときには常に美女の姿を取り、発する言葉には常にSuggestionの呪文効果が乗っている。
魔法のヘッドドレスの効果で、イシターが男性に関心を持てば男性はST無しで恋に落ちる!
手に持っているのはブルークリスタルロッドで、呪文をエネルギーに変換することで1レベルあたり10ダメージを与えることができる。(9レベル呪文を変換すれば90ダメージを与えるエネルギーになる)
15レベルクレリック/25レベルマジックユーザーとして呪文を準備できる。
登場するときは7頭のライオンに引かれた空飛ぶチャリオットに乗って登場する!
腕力では英雄ギルガメスを上回る最強の女神である。
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