D&D小説レビューその1
フォーゴトンレルム・グレイホーク・エベロン・ミスタラの世界を舞台にしたD&D小説の感想ツイート集。
電子書籍で買えるものは電子書籍で読んでいるが、それ以外の絶版シリーズは紙しかないのでやむなし。
久々に読み返してみると、D&D知識がアップデートされているので背景情報の理解がしやすく、発売当時に読んだ印象とはかなり異なっていた。
さて、レビューその2はドラゴンランスシリーズだ。これも膨大。
ムーンシェイ・サーガ
フォーゴトンレルムシリーズの初期の作品。
王子とお姫様(ドルイド)が島を襲うバールの手先たちと戦って平和を取り戻すわかりやすい冒険物語。
逆境・裏切り・追い込みがギリギリまで続き、最後の最後で大逆転を果たすみたいな展開なので、ハラハラしながらスッと読める。
ダークエルフ物語
ドリッズトが登場するお馴染みのシリーズ。
アイスウィンド・サーガとして読んでいた頃は、ウルフガーやキャッティブリーの将来があんなに波乱万丈になるとは思わなかった・・・
シャドウデイル・サーガ
AD&D1版から2版に移行する時期に発生したTime of Troubleにまつわるシリーズ。
PCパーティの半数以上がキャンペーン終了後に神様になる。
「あの神様たち、人間の頃はこんなだったんだよ?」と振り返ると面白そうである。
プール・オブ・レイディアンス&ダークネス
フォーゴトンレルムの短編シリーズ。
中〜高レベル帯の冒険なので、派手に魔法が飛び交うしマジックアイテムや魔法の武器もバンバン登場する。ゲーム的な印象。
カース・オブ・アジュアボンド
偽の記憶を持っている主人公、なぞのトカゲ人間パラディンなど特徴的なキャラに、登場する敵がやたらと強いハイパワーな冒険もの。
2巻は入手が難しいが、2巻まで読まないと話がまるで分からない。
クレリック・サーガ
サルバトーレのフォーゴトンレルムシリーズ。
英語版は全5巻だが、最初の2巻で日本語版の展開が止まってしまったのは惜しい。
天才少年僧侶が大人になっていくプロセス。描写は青いけどダンジョンや敵はエグい。
銀竜の騎士団(グレイホーク)
著者が固定ではなく持ち回りで、銀竜の騎士団の設定を複数人の著者が利用して出版していくシリーズ。
子供が大人の目を盗んで冒険して事件を解決するジュブナイル小説的な要素が多いが、ダンジョンギミックはガチだったりする。
ホワイトプルームマウンテン(グレイホーク)
名作モジュールのノベライズ作品。
スキンヘッドレンジャー・フェアリー・火を吹く敷物というパーティ構成は他作品ではお目にかかれないだろう。
エベロン3部作
デザイナーのキース・ベイカーが書いたエベロン作品。
ドラゴンマークやウォーフォージドなどエベロンに特徴的なキャラ・アイテム・ギミックが盛りだくさんで、世界を学ぶ上でも良い小説。
竜剣物語(ミスタラ)
AD&DではなくD&D小説シリーズの本作。
安彦良和のイラストが目を引く。リアリティのある旅の描写でドラゴンを倒すという比較的王道ストーリー。
途中で倒れた英雄がイモータルとして復活して力をつけていく設定は非常にユニークだったが、最終巻で綺麗にまとめきれずに微妙な終わり方をしてしまった印象。
魔術師の遺産:ミスタラを継ぐものたち
D&D小説のミスタラシリーズはイラストレーターが豪華!
本作ではウィザードリィでお馴染み末弥純!
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