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新聞記者の舞台裏エッセイに対する許容性

この記事に対する西田亮介先生のコメントプラスについて

新聞記者の自分語りは、育児・介護・在外経験などの苦労話だとさほどでもないが、時に私も鼻白むところがある。一方で、西田先生の度々のエモ話批判の鋭利さには気圧されるばかり。他のメディアと対比した、オーソライズされた情報源としての価格に見合った価値提供を求めているからこそのサービス改善要望だろう。私のように全国リベラルコミュニティ機関紙、緩やかなエコーチェンバーとして漫然と朝日新聞を購読している人よりも、価値提供に期待して厳しい意見をくれる層を向いたほうがきっと良い媒体になる。
この記者の着眼も、記者のタレント商売を進めたい新聞社の意図も、直接的に批判されてはいない。ただ記者はエッセイストではなく、報道を越えるがジャーナリズムに至らない記事が批判にさらされることは、致し方なしか。
あと、紙面と異なりシーケンシャルに記事が並ぶレイアウトのせいもあると思う。これが社会面左下のいわゆる三面記事内の「取材後記」というコラムだったなら、きっと西田先生も気に留めなかったのではないだろうか。

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