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結婚式の「意味」とは

おいっす!
前髪を上げるスタイルから、下ろすスタイルに変えただけで、「髪増えましたね!」と言われるイシタクです。
(うん、嬉しいよ。)

前回お伝えしましたが、今回から「なぜ新しいウェディングのサービスを始めるのか?」というWHYの部分と、「それによってどういう未来をもたらしたいのか」というビジョンを主に書きます。

その前に今のうちの「ウェディング事業の現状」について少し書いておきます。

▼ウェディング事業のリアルな現状

僕らが主に提供しているサービスは、「2次会エンジェル」という結婚式2次会の幹事代行業(※)と「Dress Wis」という2次会用の無料レンタルドレスショップです。
(※)ゲームの内容や進行を考えるプランナーをはじめ、当日はプロの司会や受付、カメラマンなどのスタッフがお伺いして、通常友人が行う幹事を代わりに行うサービスです。

普通に考えたら、結婚式をキャンセル・延期すれば、必然的に2次会もキャンセル・延期、そして衣装もキャンセル・延期をされます。

僕らのウェディング事業が影響を受け始めたのが3月から。(結婚式場も影響を受け始めたのはこの辺りだと思います)

3月からキャンセル・延期が相次ぎ、4月〜6月は全てのお客様がキャンセル・延期をされました。
キャンセル・延期をされたお客様の気持ちを全て分かるつもりは毛頭ないですが、本当に苦渋の決断だったと思います。

そして、7月が1件、8月が今の所2件施工済みで1件がこれから施工予定となっています。
9月以降のお客様も続々と延期・キャンセルの連絡を頂いています。

つまりここ半年くらいは、ウェディング事業だけで見ると、昨対比数%とかそのくらいの世界です。
(前回も説明をしましたが、テイクアウトやデリバリーの別事業が有難いことに売上を伸ばしているので、なんとか会社として頑張ってるので安心してください)

飲食業や旅行業などもかなりダメージを受けていますが、提供しているサービス柄、僕らもかなりの影響を受けている会社だと思います。

▼なぜ新しいウェディングのサービスを始めるのか?

さあ、ようやく本題です。

ちなみに始めるサービスは「フォトウェディング」です。

では、なぜ新しいフォトウェディングのサービスを始めるのか?

結論から言うと、「結婚式の概念(意味)を変えるため」です。

いつまで続くか分からない新型コロナウイルスの収束を待っていても、いつになるか分からない。
そうなるといつ結婚式の需要が戻ってくるか分からない。

そんな中で今まで通りのことを提供していても全く前には進まないのは、先ほど挙げた数字が物語っています。

ここですごく重要なのが、ウェディング業界にとって、「ちょっとやり方を変えたぐらいではかなり厳しい」時代がやってきたということです。

よくよく考えてみると、コロナウイルスが流行する前から、一般的な挙式・披露宴を行うスタイルの結婚式を挙げる新郎新婦が年々減っていました。

そんな中で追い討ちかをかけるかのように新型コロナウイルスによって、ウェディング業界がかなりのダメージを受けたのは確か。

ただ、ここで直視しなくてはいけないのは、コロナウイルスに関係なく、「一般的な挙式・披露宴を行うスタイルの結婚式を挙げる新郎新婦が年々減っていた」という事実。

2018年の調査では、成婚した夫婦のうち、「挙式、披露宴をともに実施」したのは53.9%。
2014年の60.8%と比べ、6.9%の下落となったそうです。

いまや2人に1人は結婚式、披露宴ともに「ナシ婚」を選ぶ時代になってきています。

つまりは、コロナウイルスが収束したとしても、おそらくこれからも年々「結婚式」を挙げる人は減っていき、そうなると今まで通りの「結婚式」の需要が減っていくという事です。

▼結婚式の意味

ここで「結婚式ってそもそも何のためにやるのか?」という疑問があります。

調査データでは以下のような理由が挙げられています。(複数回答可)

1位 「結婚式は人生のけじめだと思うから」(40.9%)
2位 「ずばり親孝行のため」(40.3%)
3位 「みんなに祝福してもらいたいから」(36.4%)
4位 「世間体を考えて」(19.9%)
5位 「ふたりの幸せを確かめたいから」(18.8%)
6位 「結婚相手をみんなに披露したいから」(17.2%)
7位 「結婚式をするのは当たり前だと思うから」(16.5%)

理由は人それぞれですが、ここで注目したいのが、1位 「結婚式は人生のけじめだと思うから」(40.9%)、4位 「世間体を考えて」(19.9%)、7位 「結婚式をするのは当たり前だと思うから」(16.5%)の3つの理由です。

◎1位 「結婚式は人生のけじめだと思うから」(40.9%)
かなり多くの新郎新婦が回答した理由ですね。
これは結婚式を「人生のけじめをつけるための儀式」としているというのが僕の見解です。

◎4位 「世間体を考えて」(19.9%)
自分が主体というよりかは、周りがやっているから、やるのが普通だからという7位の理由(結婚式をするのは当たり前だと思うから)に近いものがあると思います。

◎7位 「結婚式をするのは当たり前だと思うから」(16.5%)
上の4位と近しい部分があると思いますが、伝統的な慣習としての意味合いが大きいと思います。

以上3つの理由から分かるのは、
結婚式は「慣習(伝統的な行動様式)や儀式」としての要素が強いということです。

考えてみればその考え方は普通だと思います。

Wikipediaで「結婚式」と調べると、「結婚式とは、婚姻を成立させるため、もしくは確認するための儀式である」と一番最初に記載されています。

しかし、個人的には「慣習や儀式」としての結婚式には限界がきていると感じていて、それがナシ婚が増えている原因の一つだと思います。

要は、厳しいことを言うように聞こえるかもしれませんが、「慣習や儀式としての結婚式だとつまらない」ということです。

僕らの両親世代の結婚式と、現代の結婚式、大きく変わった点ってあるのかな?と思います。

見た目や雰囲気などが多少変わって、テクノロジーの進歩で豪華な演出などが出来るようになったのは間違いありませんが、「結婚式の概念(意味)」は変わっていないように思います。

つまりは概念(意味)が変わらないと大きな変化が起きない、大きな変化が起きないと慣習や儀式としてのつまらない結婚式が続いていくということです。

となれば、「概念(意味)」を変えにいくしかないですよね。

あくまで勘違いしないで欲しいのは、「慣習や儀式」としての結婚式が悪いとかそういう話をしているわけではないです。
(何度も参加をしていて、めちゃくちゃ素敵なものだというのはもちろん知っているし、友達の結婚式には喜んで参加します。結婚式にはある種の「お決まり」的なものも多くあり、それが結婚式の醍醐味という考え方もすごくよく分かります。)

▼終わりに

今回のブログで「ビジョン」まで書こうと思ったのですが、あと倍くらいの長さになって読む気失せると思ったので、今回はここまでにします。
(前回、理由とビジョンを書きますとか言っておきながらすみません)

今回の話をまとめると、以下です。

「慣習や儀式としてのつまらない結婚式を変えるため、結婚式そのものの概念(意味)を変えにいく」

これが新しいフォトウェディングサービスをスタートする理由となります。

次回は、「では結婚式をどういった概念(意味)に変えていくのか」「変えた先には何があるのか(ビジョン)」
そこの話をしていきます。

以上、ではまた。

▼本日の名言

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確実のどこが面白い

キングダム 呂不韋
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大人気漫画キングダムに出てくる人物である呂不韋の言葉ですね。
どの場面だったか忘れましたが、どうなるか分からないという状況を楽しんでる感じにとてもシビれました。

不確実なことが多いこの世の中に居て欲しい人材ですね。
(どの場面だったか覚えている人教えてください)

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