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閃光のハサウェイがはちゃめちゃによかったから語りたいわね~って話 ~ギャルがガンダム好きでもいいじゃない~

はじめに

こんにちは!令和の黒ギャルことPakkyです!

事実上のCCA続編ということで(←UCはちょっと独立してる話なのでここでは無視)めーっちゃ楽しみにしてたんですけど、期待を上回る出来だったので語りたいわよっていう記事。
既に完結してる原作小説があるのでネタバレもクソもないんですけど、映像化された今作は原作通りではなくCCAの設定を引き継いだ映像化らしいのでそういった意味でのネタバレはあります。でも今作は連続3部作の第1部であり、ここまでは大きく原作と違いがなかったのであまり気にしなくて大丈夫です。しかし、この記事では原作小説の結末とかも含めて喋るのでネタバレ注意の喚起はしておきます!

早速語っていくわよ~! 1万文字弱ですが最後までお付き合いください!


閃光のハサウェイの魅力を紹介したい!

よく古のガノタ(ガンダムオタク)は閃光のハサウェイ(以下"閃ハサ")を『ハサウェイがクズだから』っていって『ハサウェイが~ハサウェイが~!』ってCCAからのハサウェイのやってきたこととか人間性のことばっかり気にしてしまっていて、作品そのものをそのイメージに当てはめてしまっている人が多いような印象を受けます。【ハサウェイはゴミ=閃ハサはゴミ】みたいな。

いやいや、作品としての閃ハサは素晴らしいですよとわたしはみんなに言いたいです!
勿論わたし個人の好みもあります。主人公があと一歩及ばず、「あぁ、彼の努力は報われなかったか・・・」って切なくなるというか、虚しさが漂う結末が結構好きなんですよね。
ガンダムシリーズ(特に宇宙世紀シリーズ)って結局【人間は分かり合えない。しかし、いつか分かり合えると信じて人間の心を信じ続ければ、今は無理でも将来分かり合える時がくるかもしれない】っていう永遠のテーマがあるじゃないですか。だからこそ「僕ではそれを実現させることができなかったし、僕は確かに過ちを犯した。だけど未来にこの願いを託したい」っていう閃ハサの終わり方はガンダムらしいといえばガンダムらしい。そもそも1stでもZでもZZでもCCAでもUCでもみんな頑張ってはきたけど、結局その後の世界で戦争は起こってしまうんですよね(一応ここから20年くらいはそれまでに比べて穏やかにはなりますが)。

そんな感じで、悪い人は結局悪い人のまんまという人間の変化のなさに虚しさ実感する閃光のハサウェイですが、何故この作品が初日2億円弱の好調なスタートを切り、過去作品を含めてガンダムシリーズの最高興収を叩き出しそうな勢いなのか。

なんだかんだでガノタなら気になる作品のはずです。
それもそのはず、閃ハサには「映像化されたからこそ面白い!」と思える要素がいくつかあるんです!

これから閃ハサを観る人たちのために、それを是非紹介させていただきたいなと思います。古のガノタの皆さんも是非ここで一緒に改めてその要素を振り返りましょう。ここではわたしが思う5つの魅力を紹介します!



閃ハサの魅力その①【目で見れるからこそ面白い!】

どういう意味?って思いましたよね!? 閃ハサの時代背景について少し説明します!

宇宙世紀はUC0100年前後が一番【目で見て】熱い時代と言えます。つまり映像として見るから面白いということです。原作は小説なので文字を読んで話を想像するわけですが、それだとこの作品の魅力は完全には伝えきれないのです。映像化して初めてこの作品の魅力が全開になります。それは何故なのか――――

この時代、UC0100年のちょっと前は特に戦争が激化している時代です。直近の大きな戦争といえば勿論CCA(逆襲のシャア)ですよね。1年戦争から0093年のCCAまでノンストップであちこちで戦闘が起こります。軍備増強の時代だったのです。とにかくモビルスーツを大量生産し、そのモビルスーツの火力を高めさせるために沢山の火器を製造し、バカみたいな量の火薬庫をそのままモビルスーツにくっつけちゃえ!みたいなことをやってる時代です。
この戦争の連続だった時代以降は約20年くらい大きい戦争はなくなる(あくまでも現在公式が出している年表上の話です)ので、この後、モビルスーツはそれまでのように大量生産されなくなり、軍事費の縮小などの観点からモビルスーツそのものの低コスト化が進んでいきます。参考までに、今作で登場するΞ(クスィー)ガンダムの全高は28mですが後の宇宙世紀作品であるVガンダム(UC0150年頃)は約15mほどに小型化されています。閃ハサ以降の時代はどんどん小型でシンプルで機動性重視のガンダムになっていくわけですね(クロスボーンについてはここでは触れないでください・・・)。連邦VSジオンの時代が終わり、軍備縮小によってシンプルな構成のモビルスーツに移り変わっていくのです。

つまり、閃ハサの時代くらいまでがとにかく「モビルスーツを高火力化・大型化(ガンダムの世界ではモビルスーツの"恐竜化"と呼ぶそうです)させまくり、1機でもものすごい戦果をあげるぞ!」というのを目指した時代なんです。
なので、とにかく武器を持たせるので、ビームライフルを持ってシールドを持ってビームソードがあって実弾も積んで更にファンネルも積んじゃえ!みたいな、とにかく映像として戦闘がド派手な演出で見れるんですね。もうミサイル飛びまくり、火花散らしまくり、爆発しまくり、みたいな。この時代の戦闘は【目で見る】からこそ迫力があるんですよ!文字ではなく!目で!

今作の主役期であるΞ(クスィー)ガンダムはそれまでに実現できなかった超々高速戦闘ができる機体で、そういうモビルスーツを製造できる時代なのです。
地球の重力下ではありえないような超高速で機体が飛び回り、しかもその中でファンネルミサイルが飛び交い、ビールライフルが瞬く間に横を掠め、巨大な機体同士が重く鍔迫り合いをし、機体の動きが文字通り閃光にしか見えない速さで行われるド迫力の戦闘は【目で見れる】映像化をされたからこそ、ようやく真の面白さを体感できるんです!

遂に映像化された閃ハサは結末がどうなるかを気にしてる人も多いと思いますが、正直今回映像化されて一番の重要なポイントってこれだと思います。
『UC0105の時代の高速戦闘化を映像で描けるのか?』

サンライズさんのCG班はとんでもないものを作ってくれたなと思います。もうね、ガンダムを全然知らない人にもあの映像美目当てに見てほしいなという感想しか出てきません。10年ほど前からUCが始まったわけですが、あの時の映像美もものすごく感動したのに、あれから10年で更にここまで美麗に進化するのかと・・・。恐ろしいほどの映像美でした。
今作の主題歌を担当した[Alexandros]の『閃光(English ver.) - Animation MV』で思いっきり作中の戦闘シーンが見れます。こちらに貼っておきますので是非見てください。勿論全部ではないんですが、戦闘シーンの大部分を映しちゃってます。海外では劇場公開されずNetflixで配信されるみたいなので、劇場でお見せできないお詫びという感じでしょうかね。


先ずはこの【映像化したことによってあの高速戦闘を目で見れる】ということが魅力の一つになると思います。もちろん戦闘だけでなく、それ以外のパートもめっちゃ美麗に描かれています。その映像の美しさに圧倒されます。
どれほどすごいのかは是非劇場で実際に見てきてください。絶対に期待に応えられる出来栄えですよ!下の画像のシーンなんかあまりにも美しくて息を飲みました・・・!

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閃ハサの魅力その②【主役のガンダム2機を際立たせるためのシンプルな構成、無駄のなさ】

ガンダムシリーズなので主役は当然ガンダムですよね。今作では主人公ハサウェイ・ノアが駆るΞガンダムと、いわゆるライバル機となるペーネロペー(オデュッセウスガンダム)が2つの大きな象徴になります。

閃ハサの世界観として、閃ハサの戦闘は世界規模で考えるとそれ以前の大きな戦争よりも小規模なものであり、局地的なものです。
例えばCCAと比べると、あれは連邦VSジオンという巨大な組織と組織のガチの大戦争です。しかし閃ハサはあくまでマフティという一(いち)テロ組織と、それを叩くための連邦の一(いち)部隊の対立という構図です。地球全体を巻き込んでの大規模な戦争というものではありません。
だからこそ、登場するモビルスーツが限られているのがいい。

2機のガンダム以外に目立って登場するモビルスーツは(少なくとも第1部では)
メッサ―

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グスタフ・カール

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陸戦用ジェガン

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くらいしか登場しません(型番とか仕様の細かい違いとかはここではスルーします)。それがいい。分かりやすいんですよね、ごちゃごちゃしてなくて。

CCA等では軍と軍のぶつかりあいなのでとにかく沢山のモビルスーツが登場します。それ故、ガンダム初学者の人にとっては
「これはどっちの軍の機体なの?」「これには誰が乗ってるの?」「同じに見えるのが沢山あるけど敵だったり味方だったりするの?」「いっぱいありすぎてよく分からないよ・・・」
ってなっちゃうんですよね。わたしもそうです。けど閃ハサはそうじゃなく、局地的な話なので登場するモビルスーツが(第1部では)本当にこの程度なんです。どうやらハサウェイ(マフティ)側は赤い機体のほうで、連邦側はそれ以外の機体のようだ、くらいの認識でOKなんですよ!初めてガンダム作品を見る人にも分かりやすくていいですよね!

外野がとてもシンプルな構成でいてくれるので、おかげで主役のガンダム2機の存在感が際立つ
例えば昨今のガンダム人気を回復させてくれた前作『ガンダムUC(ユニコーン)』という作品では古いものから最新のものまで数多くのモビルスーツが登場し、ガノタとしては「あれもかっこいい!これもかっこいい!あいつも出てきた!キャー♥♥♥」ってなりましたよね。主役のガンダムだけでなく様々なシーンで目移りしちゃうくらいモビルスーツがてんこ盛りでした。

圧倒的な性能を持つΞガンダム、それに対抗するペーネロペー。とにかくこの2機の対立をかっこよく描く!というシンプルな構成だからこそ、余計なものを排除して「ガンダムってかっこいいな」「ガンダムってすごいんだな」っていう誰にでも分かりやすい表現になる。無駄なものがないんですよね。
ガンダムの魅力だけでなく、閃光のハサウェイという作品そのものとしても(少なくとも今作の第1部は)非常にテンポがよく、最初から最後まで美しい映像で、何が起こっているのか分かりやすかったです。だからこそ、ガンダム初学者の方に見てほしいんですよね。
ただ、本当に全く知らないで見る人は勿論あらすじくらいは読んでおくことをお勧めしますので、以下に公式のあらすじを記載しておきます。

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。
 U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。
 そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。
 アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。

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閃ハサの魅力その③【異形のガンダム】

非常にシンプルです。それまでのガンダムとは異形で、違和感があり、恐ろしくもあり、だからこそ気になる。魅かれる。

魅力その①で少し話しましたが、この時代のモビルスーツはいわゆる"恐竜化"といわれる巨大化・高火力化が著しい時代です。上で挙げたジェガンのようなシンプルな機体に比べて非常にごちゃごちゃとした見た目で、デブですよね。そこで外野の種類は少数で、シンプルときてます。だからこそ目立ちます、この2機の異質さが。

Ξガンダム

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ペーネロペー

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ゴツくて顔も悪役っぽい雰囲気ありますよね。薄暗闇の中での戦闘シーンなのでそう見えるということもあるかもしれませんが、正義の味方というよりかは悪者っぽい雰囲気です。実際テロリストなので悪者ではあります。

この女々しくない男らしいデブなデザインがそれまでとは違って新鮮でいいです。ZZも結構な体格だったのですが、それとはまた違う野暮ったい雰囲気なのに他を圧倒する超高機動のガンダムです。そのアンバランスさがいい。
勿論好みの問題もあるとは思います。私はアナザー作品ですが00のヴァーチェが好きなので、知ってる人は「あぁ、このnote書いてる人はデブ専なんだな」と思っていることでしょう。実際わたしは筋肉質な男らしい男性が好きです。
余談ですがΞガンダムの左右のほっぺたから伸びるトゲが独特で好きです(わたしはもみあげと呼んでいます)。顔を足元に向けたときに鎖骨あたりにもみあげが刺さらないか心配です。

他にもこういうゴツいモビルスーツがいる中にこの2機が入ると主役機なのに映えないというか、画がごちゃごちゃしすぎてお腹いっぱいになっちゃうんですよね。外野は徹底してシンプルに、そしてガンダムは特別に、といった具合で、ガンダム単体で見ると若干の違和感があるのに作品全体を俯瞰してみた時にバランスがとれているんですよね。

作中で試用される兵器も堅実でいいんですよ。UCのときのようなサイコミュ兵器(サイコフレーム)の意味不明な超常現象が起こったりしないので、初学者が「なにこれ超能力バトル?」ってならずに済みます。オカルトじゃない(これ重要なので後述します)、純粋なパイロットの力量で戦う戦闘シーンが手に汗握ります!
特にファンネルミサイルの爆発の描写が素晴らしかったと思います。なんか爆発の描き方がすごくモサモサした煙っぽい独特な感じがしました。あのシーンは是非見てもらいたいですね。



閃ハサの魅力その④【劇場版としての結末がどうなるか分からない】※原作ネタバレ注意

今作を語るうえで非常に重要な要素なのですが、もともと原作の閃光のハサウェイは小説で、映像化されているCCAとは違うオリジナルの展開をたどります。ここは解説すると長くなってしまうので、気になった方は調べてみてください!

※この先、原作の結末ネタバレがあるので知りたくないかたは
ここで読むのをやめてください※

とにかく、映像化された今作は原作通りの設定ではなくあくまでも劇場版CCAのその後の世界線で話が進んでいくようなんです。
原作小説ではハサウェイはテロリストとして処刑されてしまうわけですが、もしかしたら今作はハサウェイ生存ルートもありえるのでは・・・?という予想があってもいいのです。勿論今はまだ分かりません。少なくとも第1部はほとんど原作通りに進みました。

新説Zやユニコーンのように、原作とは違う展開が待ち受けているとしても不思議ではありませんよね。劇場版では結末がどうなるか分からない、これも劇場版閃ハサを追いかけたくなる理由の一つに挙げられるでしょう。

余談ですが、ユニコーン2を作ると発表はされていますがその後の情報はほとんど世間に出ていません。ネットでは「もしかしたらユニコーン2との繋がりを作るために劇場版閃ハサでバナージが登場したりして・・・!?」なんて予想をしてる人もいるみたいですね。今作を観ることで色んな可能性を予想できて楽しいと思いますので、今からでも閃ハサを追いかけてみてはいかがでしょうか?

わたしの個人的な願望としては、ユニコーン2との繋がりはさておき、ハサウェイ青年はとてもかっこよくなっていたので是非この後も登場する機会を与えてほしい、つまり生存ルートに突入できないかな~と思っています。皆さんはどう思いますか?


そして、結末が気になるとどうしても一つの疑問が生じます。
「1部は素晴らしかった。で、2部はいつなの?」

これは残念ながらまだ時間がかかると思います。というのも、舞台挨拶ではこのように語られています。

第2部の公開時期などは発表されていない。小形プロデューサーは「次はいつなんだ?という声をいただいていますので、頑張って作って、早くお届けしたい。オーストラリアにロケハンに行きたいのですが、なかなか難しく……。現地の力を借りてやりたい」と明かした。

まだロケハンも終わっていないことが判明していますので、製作は順調にすすんでますよ!と言える段階ではないのかな、ということが伺えます。
少なくとも全く手つかずで、なんなら今から脚本練るところですよwということではないとは思いたいですが、ファンとしてはつらいお知らせとなってしまいましたね。このご時世もあってなかなか難しいことだとは思いますが、一日も早く公開されることを願っております!



閃ハサの魅力その⑤【今までガンダム作品に触れてこなかった人にこそ見てほしい!】

ここでツイッターで気になったツイートを見かけてそれを紹介したかったのですが、いいねをし忘れたためにそのツイートを見つけられなくなってしまいました。なのでわたしの言葉で自分なりに話します。

今作はガンダムを見たことがない人にこそ見てほしいと思える作品でした。

様々な理由が挙げられますが、先ず余計な先入観がないこと。
前述したとおり、古いガノタは閃光のハサウェイという作品をハサウェイという少年自身のイメージを重ねてしまっていて、「ハサウェイはCCAであんなことしたからな・・・好きになれないわ・・・」っていう負のイメージをもってる人が多いんですよね(あくまでわたしの個人的なかわいそうなガノタのイメージです)。
素直に「ガンダムってどういうアニメなんだろう?」っていう感覚だけで見てもらっても十分楽しみる作品だったと思います。なにせとにかく映像がすごい。人間関係とか世界観とか詳しくなくても、その映像美に圧倒されることでしょう。細かい人間関係とか、ストーリーとか展開とかは好きになれたら勝手に覚えていくと思いますし、それでいいと思います。拗らせたガノタにならずに済みます。
わたしがツイッターで見た感じ、ほとんど今作の出来は好評されていました。「こんなにすごいものが見れるなら追いたい!他の作品も見てみたい!」ってきっとなるはずですよ!

そしてこちらも前述した通り、この時代の宇宙世紀らしいオカルト要素(という表現は正しくないのですが、ここでは便宜上サイコフレーム等が引き起こす謎の超常現象)がほとんど見られないから何が起こってるのか分かりやすいということ。ユニコーンの時代なんかはそれはすさまじいものでした。

実際、作品の登場人物たちでさえも理解できていない現象が引き起こされたりするのですが、閃ハサでは基本的にパイロットの腕前、機体の性能による"純粋な戦闘"(という表現が正しいのか分かりませんが)が楽しめます。
「サイコフレームってなに?」「サイコミュって?なにが違うの?」「なんであれ光るの?」「なんで勝手に動いてるの?」「なんで何もしてないのに爆発した?」「なんでこんな物理法則無視できてるの?」「なんで死んだ人の声が聞こえるのよ」「しかも脳波コントロールできる」といった具合に、予備知識がないとちょっとよく分からないことが起こるのが宇宙世紀の常ですが(しかし基本的には分からなくてもOKです。みんななんとなく「なんかすごいことが起きてるけどこれがニュータイプっていう人の力なのね、はいはい」って感じで漠然ととらえてますし、それでいいです)、そういう戦闘における疑問はあまり生じないで済むでしょう。
ロボットが高速で動き回ってかっこいい戦闘をみせてくれる、という純粋なアニメーション作品として没頭できます。

ガンダム初学者でも『アムロとシャアっていう2人の有名人に憧れた少年が大人になって腐った政治を粛清しようとしている』くらいの認識さえあれば映像作品として存分に楽しめます。それくらい面白いです。とにかく一部のひねくれたガノタ以外には好評の嵐なので、入門として非常にオススメの作品に仕上がっているなと感じました。
恐らく古のガノタには「1stもCCAも見てないのに入門にいいなんて、んなわけないだろ」と怒られるでしょうが。
それは確かにそうなんですが、今の時代のアニメに慣れた人たちが1stの時代の映像を見るのって結構つらいものがあると思うんです。まずは見てもらって「面白かった!」と思ってもらわなければその先はないと思うんですよね。だったら細かい設定とかは後回しにして、とにかく【目で見て】面白いと言わせないことにはダメだと思うんです。そういう意味では今作はその映像だけでも「すごかった!」と言わせることができると思います。わたしが言いたいのはそういうことです。

ツイッターでは「初めて見るガンダム作品が閃光のハサウェイになる人が羨ましい」というツイートが結構な数のRTをされていました。
それは勿論先入観無しで見れるからという意味もあると思いますが、わたしはこのクオリティの作品が初めてのガンダム作品になってしまったらあまりにもハードルが高くなってしまい、今後他のガンダム作品を見て満足できるだろうか!?という心配もあるなと思いました。それくらい素晴らしかった。



おわりに

今まで数々のガンダムシリーズを見てきたわたしではありますが、BDを全部そろえようと思ったのは今作がはじめてです!買っちゃいました!

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チケットを購入した人じゃないとBDを買えない仕組みなので転売対策もしっかりやっているみたいですね。
これから何度か見返して、もし気になったことや話したいことがあればこのnoteに追記していきたいと思いますので、また読みにきてくれると嬉しいですし、鑑賞したみなさんも是非ご自身のnoteに記して色々語ってもらいたいなと思います!

まだ話したいことはたくさんあるのですが、このnoteを読んで見に行きたい!って思ってくれた方が1人でもいるのならあまりそのワクワクを奪わずにご自分の感想を大事にしてもらいたいなとも思うので、その方が楽しんでもらえることを期待してお別れとさせていただきます。

末筆ではありますが、このnoteが良かったなと思ったら是非ツイッターなどでシェアしていただけると嬉しいです! 長くなりましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました! 閃ハサ最高~!

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おまけ

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映像版のレーン・エイムきゅん♥(CV:斉藤壮馬)

映像版のキャラデザのレーンきゅんかわいいですよね♥ キリっとした目つきだけど顔全体で見ると甘い顔立ちなのがいい♥ おちん〇ん小さそうでかわいい♥ お〇んちん小さいこと気にしてそうなのがいい♥ わたしの一押しです♥♥♥♥♥

ガンダムはギャルのわたしでもとっても楽しめる作品です。
キャラ目当てでも全然楽しめると思います、レーンきゅんかわいいですよ!
老若男女問わずオススメしますので、是非劇場に足を運んでみてください。出来栄えは保証しますよ!



おしまい

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