充実したセカンドライフに向けて   ~学生生活2012 後期~

学生生活で迎える初めての夏休み。何十年もの間、ずっと仕事をしてきたため、まとまった休みが取れなかった今までとは違い、ながーい夏休みになりました。
とはいえ、介護の関係で泊りがけの長期旅行などはできませんでしたが、
この年はロンドンオリンピックもあり、映画やスポーツ鑑賞などの充実した夏休みを過ごすことができました。

では学生生活の後半は、前半(前期)と違った視点で話を展開していきますので、よろしくお願いします。

1.法科大学院は本当に必要か

この制度は、司法制度改革の目玉として、04年にスタートしたいわゆる新司法試験制度です。私が入学したときは、まだ法科大学院が法曹の養成機関としての威厳が感じられていました。
判事、検事、弁護士等を目指す人たちの多くの学生が、法科大学院に進学しようとしていました。
実際、同級生の中から同じ大学や他大学の法科大学院に進学した者もいました。
しかし、旧司法試験制度の廃止とともに予備試験が11年に新設されたのをきっかけに、徐々に変化していきました。

予備試験は、大学や法科大学院に行かなくてもこの試験に合格すれば、司法試験を受ける権利を得ることができる制度です。司法試験合格率の高い有名な法科大学院でさえ合格率が50%~60%程度に対し、予備試験合格者は年々上昇し、合格率が80%以上にもなっています。(2019年新聞各社による)

現在では、ネットを活用した資格専門校などが攻勢を強めてきており、法科大学院の淘汰がますます進み、法科大学院の存在意義が問われています…
読者の皆さんは、どう思いますか?

2.裁判員制度の守秘義務

2009年5月からスタートしたこの制度は、国民が裁判員となり、刑事事件を裁判官とともに審理し判決を出すもので、司法に対する社会常識の反映と信頼向上を最大の目的しています。抽選で裁判員に選ばれると、審議に参加するため以下のような日数の拘束を受けることになります

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裁判員は、刑事事件の重犯罪を取扱うため、精神的負担が大きいともいわれています。特に問題になるのが、守秘義務です。評議内容や職務上知った秘密がこれに当たります。
事件関係者のプライバシーや裁判員の氏名などは当然守秘義務に値します。裁判員の精神的負担を軽減するためにも、評議というブラックボックスの中で、公表できる範囲をより具体的に明示することが大切です。
家庭や職場、noteなどで貴重な裁判員の経験を一般に公表することで、国民への理解が広まり、制度の重要性を再認識できるものと考えています。

3.授業でのノートのとり方

できる生徒のノートは、きれいでわかりやすく要点が整理されている場合が多いと云われています。自分はというと、字が汚く、後で読み返しても意味不明!ってことが良くありました。
そこで、法律関係のインプット授業は エバーノートを活用していました。エバーノートは無料で月間60MB  まで利用できます。
テキストベースでノートをとる場合は、まったく問題ない容量です。検索や管理もでき、わかりやすく文書整理ができます。
クラウドなのでデータ共有もできますが、当時エバーノートを活用している人はほとんどいませんでした。  残念!!

4.その他のエピソード

① 大学の先生
大学には、当然いろいろなタイプの先生がいました。ここでは、特に印象に残った二人の先生をご紹介します。
(ちなみにお二人とも日本人ではありません。)

まずは、A先生です。A先生は、ちょっと感情的でありましたが、説明がうまく論的でもありました。
当時は、まだ交渉中の TPP について賛成派と反対派に分け、ディベートを行わせることで、その本質を理解させようとしていたことが心に残りました。また、クラス全員での真剣な討論もいい刺激になりました。

続いて、B先生です。B先生は、アメリカで弁護士をしていましたが、日本の大学で先生になるために来日したそうです。国際法のスペシャリストです。
先生は、かなり年下でしたが、年上の私にやさしく接してくださり、とても感謝しています。
博学で美人である先生の今後のご活躍に乾杯!!

② お気に入りの映画
よくドトールを利用し、勉強の他に、映画を見ました。その時のお気に入りの映画が『ショーシャンクの空に』にです。見た方も多いと思いますが、1994年に公開されたアメリカ映画で冤罪によって投獄された中で、だれにも気づかれずに脱獄し、幸福をつかむ物語です。
主人公の粘り強さや予想外の展開に感動し、3回以上繰り返し観た記憶がいまでも蘇ります。

③ 落単したこと
刑法の後期の単位を落としてしまいました。想定外だったので、とてもがっかりしました。でも、全体的には成績もあがり、刑法は2年生の時、単位をとれたのでひと安心です。

以上が、学生生活2012の「変なおじさんパキラの物語」の一部でした。

今後は、介護2012 を予定していますが、話がちょこっと重くなるので、次回は「初心者のためのやさしい金融投資」について、情報を発信していけたらと考えています。

              では、次回にまたお会いしましょう!!








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