NFTとメタバースのアツアツな関係「世界NFT化計画」
仮想現実の世界で、経済活動ができる
今日は、NFTとメタバースのアツアツの関係について、アツアツのおでんを頬張りながら書き殴っていきます。
実はメタバースは、NFTの延長線なのです。
……?
これだけだと不親切なので、もう少し噛み砕いて説明します。
メタバースを定義する際に重要となる考え方は、「仮想現実の世界で経済活動ができる」ということなのです。
これを実現するために、NFTが大きく関わっています。
NFTは、周知の通り「ネット上のデジタルデータに価値付けを行える技術」として世に現れました。
今現在、アート・ゲーム・コンテンツの領域で一気に社会に浸透して来ています。
ただし、今はまだコストが高いため、全てのデータをNFT化するにはハードルが高すぎます。
現状は、”一部の特別なデータ”だけをNFT化にしているに過ぎない段階です。
局所的にNFT化されているだけですが、NFTの真価はまだまだこれからです。
世界NFT化計画が進行中
現状の「NFT化のコストが高い」という状況をTwitterで例えるとわかりやすいと思います。
「Twitterでツイートしたければ、1回100円払ってね」
「高い。たくさん使えないよ!」
という状態です。
・gm
・ハロー!
・かわいい!
・ぎゃーー!
とか。
そんな気軽な投稿が出来なくなってしまいます。
気合いを入れた、特別な投稿だけにしか使えませんよね。
NFTについても同じことです。
今後コストが下がってこれば、NFT化されるデータがどんどん増え、人類補完計画ならぬ『世界NFT化計画』が発動されます。
NFTが無かった時代の「ネット世界」は、経済活動ができず価値ゼロのデータが漂う世界だとしましょう。
技術が発展し、コストがどんどん減っていくと、「ネット世界」のNFT化率は10%、20%……90%と上がっていき、いずれ100%となります。
あらゆる全てのデータに価値がついた、「新しいネット世界」では、リアル世界と遜色のない場所になっていきます。
リアル世界と遜色のない場所?
どういうことか?
もう少し砕いて解説します。
これがメタバース
あらゆるデータがNFT化された仮想世界とは、こんな世界です。
アート作品をNFTにして、価値がつきました。
仮想現実の世界で人通りの多い土地を、NFTで購入しました。
画廊をNFTで建築し、作品を飾りました。
散歩する人々の服も、NFT化されて価値を持っています。
あらゆる『存在(情報)』がNFT化され価値がつくことを、現実社会になぞらえて表現したもの……
そう、これこそが、メタバースです。
メタバース内で経済活動ができる仕組み
リアル社会と同じように、メタバース上で経済活動ができることは画期的です。
そのことは、既にAxieなどのNFTゲームやDecentralandのようなサービスで証明しつつあります。
ゲーム内の”仕事”で生活をしている人や、仮想現実のアバターやアパレルを販売する企業・クリエイターも、新しいビジネスモデルを確立しつつあります。
ゲームの中でペットを育てることが”仕事”になって生活ができるようになる世界は、頭が混乱しそうになりますが、SF映画「レディ・プレイヤー1」と同じ現象が起きています。
プレイヤーを支えるためのゲーム内の”仕事”で金銭的価値を持つ報酬がもらえるので、リアル社会でも食べていけるようになっています。
ネット上での活動だけで生活費を稼ぐことは、ゲーム内だと違和感があるかもしれませんが、特段不思議なことではありません。
リモートワークでデジタルなコミュニケーションを取り
デジタルな創作物を作って納品し
ネット銀行で入金を確認する
これは、すでに多数存在してるクリエイターの生活そのものです。
実は、インターネット黎明期から、仮想現実でリアル社会と同じような経済活動を実現する夢は語られてきました。
それが、「あらゆるデータに価値付けができるNFT」の発明で実現されつつあるのです。
リアル社会と同じ世界がネット上に再現できる技術が生まれたことが意味するもの、それはつまり、「ネット上で経済活動ができる土台が整った」ということなのです。
メタバース上にある『存在(情報)』もまた、すべてデータです。
ただ、データは容易にコピーできてしまうため供給が無限となり、需要がいくらあっても、そのデータの価値はゼロに近づいてしまっていました。
そのため、従来のネット上の経済的活動には、価値を持たせることが難しかったのです。
しかし。
それはもう、過去の話です。
全てのデジタルデータがNFT化され、リアル社会と同様になる
ネット上のあらゆる『存在(情報)』はデータの世界なので、顕微鏡レベルで元をたどれば、二進法で記述された「0」と「1」の数値の羅列です。
人間には理解不能な電子の世界ですが、そんなデータでもNFT化する事で確実に価値を帯びてくるのです。
NFTは、アートやイラストや動画など作品と結びついて売買が行われるようになっています。
デジタルデータであれば、どんなものでもNFT化することができます。
あらゆるネット上のデータをNFT化して、薄く広く価値付けを行えるようになると、どうなるでしょうか。
感覚的には、あなたがいまTwitterで投稿するときに、その費用についてほとんど意識しないのと同様のイメージです。
NFTがそれほどまでに広く浸透すると、インターネット全体のあらゆる『存在(情報)』が、リアル社会と同様のものになっていく、ということを意味します。
NFTとメタバースは、トンネルの左右から掘り進めているようなイメージです。
NFTを発展させていくと、メタバースに行き着きます。
メタバースから考えても、ネット上に経済基盤を作ったり、より永続的な社会を構築する為に、NFTは欠かせないピースとなります。
”相思相愛”の関係。見ているこちらの顔まで火照ってきます。
大胆な予測をすれば、NFTから見ると、「メタバース」さえもまだ第二形態くらいです。
その先もさらに発展し続けると、あらゆる「メタバース」を取り込んで、もはやネットで繋がるデジタル社会全体が”人類の社会基盤”として成立するのではないか?…と考えるとワクワクして、今夜も8時間しか寝られません。
※この記事は、パジ(@paji_a)の発信をもとにかねりん(@kanerinx)が編集してNFT記事化しています。
※この記事の元投稿は、HiDΞで連載中のマガジンです。(JPYCの投げ銭も可能)
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