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2024年4月のパジャミン入荷情報まとめ

どうも、サトパンです。

2024年の4月に入荷した音源の情報をまとめてご紹介します!

soccer. "Seasons Move Forward"

東京を拠点に活動するEmo / Screamo バンドの新しい音源。収録曲は7曲ですが、キャリア初となるアルバムです。

2022年にリリースした音速ばばあとのsplitでは、いわゆるMidwest Emo的なアプローチでしたが、今作はScreamo的なエッセンスも加えて大胆にサウンド面が変化しています。

激しさと繊細さが同居するEmo/Skramzが好きな人はぜひチェックしてほしいです。

前作のスプリットCDもまだ在庫あるので、今作で初めてバンドと出会った人は、ぜひセット買いしてください。


Carpool "My Life In Subtitles"

ニューヨークのEmo/Pop Punkバンドが、SideOneDummy Recordsと契約を果たしてドロップした2ndアルバム。

楽曲のクオリティの高さはそのままに、より作風の幅を広げた成熟度の高い作品になっています。

5th Wave Emo や Pop Punk 的なサウンドはもう飽き飽きしたぜって人にこそディグって聞き込んでほしいアルバム。


Awakebutstillinbed "chaos takes the wheel and i am a passenger"

独自の世界観とサウンドで一部からのカルト的な人気を誇るABSIBの2ndアルバム。前回入荷時はソッコーで売り切れてしまったので、少量ですが再入荷しました。

衝撃度ではなかなか1stのインパクトをうわまれないかもですが、より幅広い層に刺さるだろう作品は間違いなくこっちだし、聞けば聞くほど味わい深くなるのも個人的にはこっち。

パジャミンでDistroしている(していた)アーティストだと、Pool KidsやSweet Pill、Great GrandpaといったちょっぴりクセのあるEmo/Alternative Rockが好きな人に聞いてほしいです。


Restorations "LP3"

フィラデルフィアの燻銀にしてパジャミンを運営する2人が大好きなバンド、Restorations。このたび、めちゃくちゃ久しぶりに音源をリリースしたのを聞いて、やっぱりいいなとなり、手軽に入荷できる過去音源を一挙に入荷してみました。

キャッチーさみたいなのはないので、正直ネットのみで運営していうパジャミンだと売れ行き悪いだろうなとは思いましたが、そう思ってもなお入荷したいぐらい好きなバンドなので。

パジャミンが入荷する音源の雰囲気が好きな人は、ぜひ信頼していただいて音源を聞いてみてほしいです。ちなみに、Restorationsの入門編の音源として最もおすすめなのがこの3rdアルバム"LP3"です。(このバンドはLP3までは「ケツノポリス」スタイルです。)


Restorations "LP2"

Restorationsの衝撃に自分が初めて出会った楽曲"D"が1曲目に収録しているのがこの作品。どの作品もそうなんですが、ギターのグルーブ感がヤバかっこいいんですよね。

最近のトレンドとして、というか文化的な成り立ちとして、ここまでギターの演奏を全面に押し出したパンクシーン育ちのバンドってかなり珍しくて、正直パンク大好きな自分はギターがメロディーを奏でるパートが長いバンドって気怠く感じちゃったりするんですが、Restorationsとなると話は別。

音源だけでも十分カッコ良さは伝わると思うんですが、音源を聞けば聞くほど、一度体感したあのライブ会場の熱気に包まれたいと思ってしまいます。こんな文章、音源を扱うディストロの売り文句としては失格なんでしょうけどね。


Restorations "LP1"

LP2でRestorationsというバンドと出会って、LP2、LP3のみ聞き込んでライブを見たら、「なんだこの曲は!!」と鳥肌が立った楽曲がたくさん収録されていたのがこの作品。

リリースが2011年なんですけど、この頃に音源をリリースしているパンクやハードコアのバンドのオーディエンスって、今よりも増して「1stアルバム至上主義」みたいな人が多くて、それでめちゃくちゃ盛り上がるんですよね。

バンドのことを全く知らない人には、このアルバムから入るよりもLP2、LP3から入ることをおすすめしたいですが、一番沁みる曲が入ってるのは間違いなくこの作品。この記事をアップした後で、Restorationsの音源を3つセットで購入してくださる方が現れたら、多分、めっちゃ興奮すると思います。


Timeshares "Already Dead"

Restorationsもめちゃくちゃ大好きなバンドですが、それと並ぶぐらい好きなバンド、NY州Baffaloのインディーパンクバンドはと言えばなTimesharesの2ndアルバム。

OrgcoreとかBeardpunkとかって呼ばれるパンクロックの王道をいくのは1stアルバムの"Bearable"なんですが、パンクの熱量にライブハウスの楽しさみたいなのをプラスしたのがこの2ndアルバムの魅力。

あと基本はツインボーカルのバンドなんですが、このアルバムはギターのみのメンバーがメインでボーカルを取る曲も収録されてたりするのが個人的に大好きなポイント。このアルバムのリリース後、そのメンバーが脱退したのは残念すぎるんですけど、その後、Signals Midwestのメンバーとして知られるMaxが加入してるので、そっちはそっちでガッツポーズです。


You Blew It! "Keep Doing What You're Doing"

前に記事でも書いた通り「今年で10周年を迎える音源を入荷しよう」と思い立ったきっかけとなったのがこの音源。フロリダEmoシーンの盛り上がりを地元DIYレーベルであるJeremy Recordsと一緒に作り上げたバンドの2ndアルバムです。

正直、多くの人にとってYou Blew It!と言えば1stアルバムの"Grow Up, Dude"だと思いますし、自分なんてこのアルバムがリリースされた当時は1stアルバムのハラハラ感が失われたのが残念すぎて全然聞かなかった作品なんですが、改めて聞いてみると楽曲のクオリティの高さに惚れ惚れしちゃうやつです。

おそらく今から You Blew It!というバンドをディグるなら、最初にこちらから聴くほうが好きになると思います。プロデュースは安心の Evan Weiss (Into It. Over It.) です。 


Cayetana "Hot Dad Calendar"

インディーパンクシーンに革命を持ち込んだと言っても過言ではないと個人的に思っているバンド、Cayetanaの7インチシングル。

本当はこのあとにリリースした1stアルバムをDistroできれば最高だったんですが、バンドは解散しているし音源も在庫が残っていなくて断念。でも、2曲しか収録されていない音源でも、フィジカルとして持っておいた方がいいでしょってのをゴリ押ししたくて入荷しました。

このバンドの"Hot Dad Calendar"という曲がなかったら、おそらく生まれていないバンドもたくさんあるんじゃないかって、本気で思っています。そんなわけあるかいなを確認するためにも、ぜひ一度聞いてみてください。

ちなみにリードボーカルのAugustaは、現在Gladieというバンドで活動中。こちらも鬼のようなカッコよさなので、絶対にチェックしてほしいです。Nothingっていう曲は、2023年のパジャミンハウスのアンセムでした。



ストアの紹介文として不適切極まりないようなことまで、熱量全開で書いてみました。少しでも心に引っかかりが生まれたら、YouTubeやbandcampで音源をチェックしてみてください。

それで音源を買ってくださる方が一人でもいたら、この記事としては大成功です。


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