#漫画の履歴書 書いてみた!
音楽の履歴書 に続きまして、#漫画の履歴書 も書かせていただくことにしました! 深澤さん、たけのこさんのボリューミーな記事は読みごたえがあって、わたしは全力ヘッドバンキング! わ、分かり味が深いぜ…
わたしを構成する5つのマンガを過去に書きましたけど、5つにゃあ絞れんのですよね。ってなわけで、漫画遍歴を棚卸ししてみます。興味のある方は寄ってってね~(4000字弱あるので、時間のない方は、▲過去記事5つのマンガの方をチラ見していってくれると、嬉しいなあ)
小学生(低学年)
「美少女戦士セーラームーン」のアニメを夢中で観ていた少女はある日、本屋に行った時に、とある雑誌を見つける。「これは、セーラームーン? テレビのと雰囲気が違うけど... ??」
それが【なかよし】だった。
祖父に買ってもらった。ここから、わたしの漫画ライフが始まった。
なかよしは毎月買ってもらって、セーラームーンのコミックスも揃えていった。いつも買ってくれた おじいちゃん、ありがとう。
いつも散髪に行っていた理容室(美容室じゃないよ)の本棚にあった「あさりちゃん」のコミックスを読んで「お姉ちゃん(タタミちゃん)、イジワルだな~」と思っていた。自分が姉なもんだから、ちょっと複雑な気持ちだったな(笑)
小学生(中学年)
「魔法騎士レイアース」にハマる。少女漫画に巨大ロボットが出てくるのに驚いたけど、それ以上に驚いたのは第1章の最終回。
「こんなのってないよ!」の光ちゃんの台詞に、読んでるこっちも同じように「うん、ないよね (T_T)」と傷心。
こういう終わり方をする少女漫画があるんだと衝撃だった。
そこから、CLAMP先生の過去作を読み始める。(もちろん、祖父にコミックスを買ってもらう。おじいちゃん、ありがとう。)
特に「聖伝-RG VEDA-」「東京BABYLON」「X」は、暗い重い世界観で、わたしの癖にピッタリだったから、もう、どっぷりだった。
(「あなたは東京がきらいですか?」東京BABYLON2021 アニメ化おめでとうございます! ...か、肩幅の話はしないでおこうか)
父が【少年ジャンプ】を買い始める。
「ドラゴンボール」「ダイの大冒険」が終盤に差し掛かってた頃かな。
「るろうに剣心」「スラムダンク」「地獄先生ぬ~べ~」なんかは、漫画とアニメと両方見て楽しんでいた。
小学生(高学年)
ジャンプに「ONE PIECE」の前身の読み切り「ROMANCE DAWN」が掲載され、「行こう!」と大声を上げたルフィに一気に心を奪われる。
恋 でした。
雑誌は、ある程度期間が過ぎたら捨てられていたけど、「ロマンスドーンは絶対に捨てたくない!」と思って、1ページずつカッターで切り離してファイリングした。雑誌掲載の漫画をそんな風に保管したのは、初めてだった。
その後、ワンピースの連載が始まって、サンジに心を奪われた。
はい。すぐ浮気しました。ごめんなさい。
5つ下の妹用に【ちゃお】を買い始める。
そこで連載が始まったのが「少女革命ウテナ」だった。
男装のウテナに恋した。ピンク色の制服が可愛すぎて!
好きがあふれて、買ってもらったコミックスの白黒のページに、クーピーで色を塗っていた。
コミックスが、ぬり絵状態。
連載途中からアニメが始まって、ウテナの髪色がピンクになったことに愕然とした。だって、ウテナの髪色、最初は茶色だったから... コミックスにも茶色を塗ってたんだもの。
中学生
中学生になると、漫画雑誌を読むのが加速。
【なかよし】のお姉さん雑誌【Amie】が創刊。そこに掲載された早稲田ちえ先生の「NERVOUS VENUS(未完)」にハマる。
早稲田ちえ先生の作品は【なかよし】の読み切りで読んでたけど、まだその魅力に気づいていなかった。好きなのに、好きだから、傷つけてしまうヒリヒリとした恋。小学生のわたしには、きっと早かったのね。
中学生になって、ちょっとずつ意味が分かってきた頃。
次に読み始めたのは【Wings】。買い始めたきっかけは「Weiß」の漫画。Weiß自体はアニメージュに掲載されてた小説でハマっていたんだけど、漫画も始まるってんで、【ウィングス】に手を伸ばした。
そこで出会ったのが、よしながふみ先生の読み切り「こどもの体温」。
出てくるのが中学1年生だったから感情移入して「大人は子どもをこんな風に見てるのかな」って思った。今、36歳が読むと、大人側に共感する。時間が経って、両方に共感できたんだなぁと、しみじみ。
よしなが先生の作品は「彼は花園で夢を見る」「西洋骨董洋菓子店」も読んでいた。
ウィングス漫画の中で最も体に電流が走ったのは、水月博士先生の「悪魔のオロロン」。すごく個性的でスタイリッシュな絵柄に「こんなの初めて!」と興奮。トーンをほとんど使ってなくて、黒もベタでガツっと塗ってあって。あと、モノローグの言い回しも独特。ザ・世界観。
わたしの机に置いてあったオロロンのコミックスを、弟が盗み読みしてたのを覚えている。かっこよく見えてたのかな?
さらに同時期に【別冊フレンド】を読み始めた。
末次由紀先生の「Only You-翔べない翼-」に出会って、そこから過去作の「君の白い羽根」&「君の黒い羽根」を買った。羽根シリーズのロマンチックなところに惹かれた。
別フレは上田美和先生の「ピーチガール」を読むために買っていたと言っても過言じゃない。三角関係、いや、四角関係にハラハラしていた。さえの小悪魔っぷりに怒ったり怒ったり... 怒ったりしたっけ(オコ)
友人に「おもしろい漫画ない?」って聞いて、オススメされた「赤ちゃんと僕」がきっかけで【花とゆめ】を読むようになる。(あかぼくは連載終わってたんだけど)
ここで出会ったのが、日高万里先生の「世界でいちばん大嫌い」。
歳の差恋愛と女の友情に憧れた。
あと、絵。「黒髪キレイだなぁ~、黒目もキレイだな~、横顔キレイだな~、ギャグ顔も可愛いなあ~」真似してよく描いてたっけ。
それからそれから、高屋奈月先生の「フルーツバスケット」。
最初は、ほのぼの系のコメディだと思ってたんだけど、いやぁ、全然違ってたね。すっごい考えさせられる内容。深い。そして、生きる力を貰える。
わたし以上に妹がハマってた。
アニメージュで知った「吸血姫美夕」は、コミックスのみを買っていた。
穴があくんじゃないかってぐらいに読んでいた。
高校生
少女漫画雑誌から少しずつ離れていった。ジャンプは父が買い続けていた。
「アイシールド21」にハマり、アメフトの面白さを知る。スポーツ漫画で何度も鳥肌が立ったのは、後にも先にもアイシールドだけかもしれない。(いや、先にはまだあるかも?)
無茶苦茶なヒル魔が、かっこよく見えてたなあ。
「殺しに来たんだ!」って言うあのコマ、ただの悪魔にしか見えなくて(笑)好き。
部室に置かれていた「寄生獣」で青年コミックへの道が開く。
当時はきもちわるいと思ってたし、ミギーが可愛いとは思わず。
でも「なんだかよく分からないけど、気になる」感覚が余韻として残る。
後々、名作だってことに気がつく。
友人に「図書室に風の谷のナウシカの漫画がある」と聞き、ナウシカが漫画だったことを初めて知る。すぐに借りて読む。
目から鱗とはこのこと。「映画と別物じゃないか!」ナウシカ、恐ろしい子...
大学生
「魔人探偵脳嚙ネウロ」にドハマる。
とにかくネウロは、癖がすごい。漫画自体がドーピングコンソメスープだ。
どうやら、わたしはヒル魔やネウロのような、Sっ気のあるキャラが好きらしい。
あと、わたしは悪魔属性にも非常に弱い。(前述にも悪魔がちらほら居る)
一人暮らしを始めたタイミングで漫画雑誌から卒業。コミックス派になる。
漆原友紀先生の「蟲師」はコミックスで読んだ。
蟲のいる世界はゾっとするほど美しく、読んでいると不思議と気持ちがスーッと落ち着いた。
森林浴してるみたいな、リラックス効果がある漫画だと思う。
社会人~現在
本屋でコミックスをジャケ買い、大人買いを始める。
結局、ともだちは誰だったんだろう「20世紀少年」
わたし的ドストライク「ドロヘドロ」
壮大すぎてついていけなかったのが、すごく悔しかった「海獣の子供」
B級SFホラー映画好きにはたまらなかった「アイアムアヒーロー」
命の奇跡を勉強するのに貪るように読んだ「コウノドリ」
男女逆転パラレルワールド、背筋が伸びる思いがする「大奥」
市川春子先生の作品。現在は「宝石の国」
ヤマシタトモコ先生の作品。現在は「さんかく窓の外側は夜」「違国日記」
漫画を読んでいるはずなのに、文学小説を読んでいる錯覚を起こす「ポーの一族」。大人になってから萩尾先生の凄さを知った。
先日、新刊が出ました! おめでとうございます!
最近は電子書籍に移行しようか迷っている。見開きが読めること、カラーが見れること、手と目が疲れないことは絶対条件なので、タブレットをスタンドに立てて、ブルーカットしてならいいのかな。
漫画はこれからもずーっと付き合っていきたいので、ライフスタイルに合わせて、これはコミックス、これは電子書籍と分けていくかも。
たくさんの漫画との出会いに感謝。
以上、お付き合いいただき、ありがとうございました! おしまい!