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【Grid Diary】書くことに悩まず、二度と日記帳を買わなくて済むアプリ

『日記を書く経験をしたことがある人』の中で、その約半分が挫折して『以前は書いていた人』になっているそうです。

「今日は書くことがない」「めんどくさい」そんな日から日記は終了します。
人はホメオスタシスに抗えない。

今回は、『以前は書いていた人』の1人であった挫折慣れした私が、怠惰に抗うことなく続けられた日記アプリ
『Grid Diary』を紹介します。

Grid Diaryの概要

Grid Diaryは、自分への質問を決めることで、書くことをテンプレ化してくれる日記アプリ。

会話でも、自ら語るより話題を振ってくれた方が話しやすいですよね。

質問に制限される代わりに、書くことが明確なので続けやすい
そこが、継続するために工夫されたGrid Diaryの1番の特徴です!

さらに、日記を継続する上で、次に紹介する『4つの挫折要因』を避けてアプローチできます。


日記が続かない4つの原因

4つの原因、それは、
選択、ハードル、余裕、そして飽きです。

①自由にかけるが1番しんどい問題

人は1日に、35000回も意思決定しているといわれます。
しかし、決断のために消費できる1日の総エネルギー量は、人それぞれ決まっているものです。

書く切り口を探すことは、近年では有名になりつつある決断疲れというストレスになっています。

毎日の生活から、いかに選択を省くかが大切

-継続の条件①-
『項目を絞る』

②ハードル高すぎ問題

手持ちの日記がある方は、1ページ目をめくってみてください。

  • 美麗な筆跡

  • 最後の行まで詰め込んだ内容

2週間後を見てみましょう。

  • ダイイングメッセージのような筆跡

  • 一言しか書いてない。いやもはや単語。

そして、1ヶ月後…

  • 新品。

新しい習慣を作る時、人は自分に期待しすぎてしまいます。
まずは継続ため、ハードルは下げるべきなのです。

-継続の条件②-
『完璧主義を捨てる』

③時間と気力ない問題

毎日の終わりにつける日記は、思考や出来事を整理・記入するために、寝る前にまとまった時間を確保しなければなりません。

そして、すきま時間の総和で容易に確保できる時間も、寝る前にまとめてとる余裕はない。

いや正直、時間があっても気力がない。

-継続の条件③-
『すきま時間にメモ感覚で書ける』

④飽きる問題

飽きる原因は、日記の目的がフワッとしているか、楽しくないからだと思います。

意味の見出せないことから、他のものに目移りするのも当然ですよね。

-継続の条件④-
『目的と日記を書く意義を結びつけ、
進捗を管理できる』



Grid Diaryのメイン機能

それでは、上に挙げた挫折要因の避け方に触れながら、本題のアプリを紹介します。

このアプリの、他の日記との大きな違いは2点です。

  1. グリッドごとに記入する点

  2. 日、週、月、年次で、記録単位を切り替えられる点

グリッドごとに記入する

グリッドとは…
質問項目のついたパネルだと思ってください。
Grid Diaryでは、各グリッドに1つ質問を設定します。
複数のグリッドの組み合わせで、1つの日記が構成されるイメージです。

グリッドを使えば、あらかじめ日記の項目を絞れるので、選択ストレスはなくなります。
グリッドを作る時に、選択は既に済んでいるわけです。
(継続の条件① 項目を絞る)

また、項目が複数に分かれてるから、 グリッドごとに書いたり書かなかったりできるため、1つ1つの負荷が分散されます。
ハードルは高いほどくぐりやすい。
項目をいくつか用意しておくことで、完璧主義を自然と手放せることが利点です。
(継続の条件② 完璧主義を捨てる)

さらに、一問一答のコンパクトな質問は、すき間時間や思いついた瞬間にメモ感覚で記録できます。
やることが多い人ほど、すき間時間の数も多くなる。
仕事から帰宅する頃には、ほとんど日記の記入は終わっているため、寝る前に「日記書かなきゃ!」と慌てることがなくなります。
(継続の条件③すき間時間にメモ感覚で書ける)


日、週、月、年次で、記録単位を切り替えられる

日にちごとだけではなく、週次・月次・年次単位で切り替えて書けるのが、他の日記アプリになかなかない良機能。

「毎日のToDoリスト」「1週間の振り返り」「来月の課題」…
など、グリッド項目ごとに記録したい周期を設定しましょう。

まずは自分の中で、『日記を書く目的』を決め、抽象的で大きな目標を、年→月→週→日の4つのレイヤーで具体化していきながら、グリッドの項目に落とし込むのがオススメ。
常に上流の目標と、その日の反省をリンクさせることができます。
野心と現実のギャップが埋まっていく実感以上の娯楽はなかなかありません。

利欲は飽きることを知らず。
ピタゴラス

(継続の条件④目的と日記を書く意義を結びつけ、進捗を管理できる)

以上のことをまとめると、上流の目的にリンクさせたグリッド項目を、はじめにしっかり選ぶことで、書く切り口を固定化し、全てを埋めなくてもメモ感覚でその日の日記となるので、飽きず気楽に成長を実感できるため、続けやすいわけです。

補足

脳はひとつの事に意識を向けると、無意識のうちに関連する情報を集め、認識しやすくなります。
これをカラーバス効果といいます。

質問項目をあらかじめ設定しておくことの隠れたメリットは、設定した質問に関連する日常を認識しやすくなること。

これは、普段目で見てスルーしてきた出来事を、脳で見るようになるからです。
自動的に深掘したい事柄を思慮する習慣がついてくるので、すごいありがたい。

日記は自分の内部に起こりつつある事を、
はっきり当人に知らせてくれる。
ジャン・ポール・サルトル

書くこと探しに時間をかけずに済むのは、書く項目について無意識にフォーカスして生活できるからです。

Grid Diaryのその他の便利機能

グリッド項目のテンプレが豊富

グリッドには、テンプレが揃ってるため、必ず項目を1から自分で用意する必要はありません。

デフォルトで、ポジティブ日記などに使える「今日のいいことベスト3は?」など、様々な質問項目が用意されています。

毎日記入したいことが思い浮かばなくても安心。テンプレがいっぱい入ってるので、選んで使って合わなければカスタムしましょう。

日記の表紙を好きにカスタマイズ

Grid Diaryの日記の画面は、シンプルでごちゃついてないのが利点ですが、表紙のデザインは自分で好きにカスタマイズできます。

元からある程度、表紙が揃ってますが、自分でとってきた画像を設定して自分だけの日記帳を作るのも乙

カレンダー同期

カレンダーに設定した予定を読み込んで表示してくれます。
to doを指定する際に、カレンダーと日記のアプリ間の行き来がいらないのは地味に楽。

ステッカー機能による気分の記録

ポジティブ日記をつける方は日ごとの気分変動を記録できます。
バイオリズムを把握できるので、気分が落ち込みがちな平日の真ん中には予定を入れすぎないなど事前に対処できるのも強み

ただ、気分の変動をモニタリングする目的だけで見れば、それに特化した他のアプリの方が多機能かも。

統計で積み重ねの軌跡を確認

積み重ねたものの見える化は、達成感や自己肯定感を上げてくれます。

また、グリッドやタグ、記録した気分別に日記を絞り込むこともできます。

日記は、ただ文字を書くだけじゃなく、自分の感覚を調整するためのツールにもなります。

1つのグリッド項目だけを時系列順に表示してくれるので、何か1つの観点で自分の考えを整理するときなどに重宝

去年や先月をページ送りせず振り返り

また、ホーム画面では、ワンタッチで先月や去年の今日を表示してくれるので、思い出や成長を振り返る機会が増えるのも飽きづらい工夫の1つです。

『日々反省、日々成長することは前に進むこと』
神保マオ

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