言葉にする

5歳頃から高校卒業する頃まで、父の家庭内暴力を目の当たりにしながら育ってきた私は

我慢することに慣れて生きてきた。

気持ちや感情を言葉にせず、心の中に押し込めて蓋をしたまま過ごしてきた。それが、毎日起こる家庭での苦痛な現実から自分と自分の心を守るための手段としていた。無意識に。

その蓋を、気づけば、いつも握りしめていた。

30歳になって、この蓋を手離し、自分が自分のことを知るために心を言葉にしようと思った

自分の感情や気持ち、心の変化を完全に知ることはできない。でも、少しでも変化に気づけるようになりたい。

言葉にして、自分や人に伝えて心を少しずつでも解放していきたい

好きな人のことをもっと知るためには、一緒にいるためには、自分の内面を素直に言葉にできないと難しいと思った。

好きな人をもっと好きになるために、自分を好きになれるように。