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たのしい川べ①

たのしい川べの好きなところ
~挿し絵と、性格の描き分け~

たのしい川べのいいところはいっぱいあるし、一口に語れないので、分けて私の好きなとことかを、書いてみたいと思います

たのしい川べは、ケネス・グレーアムという人の作品です

たのしい川べ

このお話は、グレーアムが息子アラステアにしてやったお話、それも、何年も続く、親子間の楽しい習慣になって続いた話が、元になっているようです

だからかな、とても温かみがあって、親しみやすいのは

グレーアムという人は、ヒキガエルや、川ネズミ、モグラといった小動物が、ほんとに好きだったみたい

この本の挿し絵を書いた人(クマのプーさんの挿し絵を描いた人らしい)は動物たちを実際に、観察して描いたらしいです

そのときにグレーアムは、どの辺を歩いてみたらいいか、教えて「どうかこの動物たちをしんせつにかいてください。私はこのものたちを愛しているのですから」と言ったそうです

小動物をーヒキガエルも含めてー愛しているだなんてほんとに動物が好きなすてきな人だったんだろうなあと思いました

それでか、挿し絵もすごくすてきに出来上がっています

特にヒキガエルが洗濯ばあさんになって逃げるところの挿し絵なんか思わず笑ってしまうような感じ、それでいて温かみがあっていいです

そんな、挿絵を見る楽しみもあります

洗濯ばあさんになったヒキガエル


そして、動物たちの性格もよくよく考えてあります

例えばヒキガエルはうぬぼれやさんでほめられると膨れ上がってしまったり、アナグマは落ち着きがあっていげんもある、でもどこかずれてるとこもあったりとか

そしてモグラはのんきで気のいい性格、だけどちょっと考えなしに行動してしまうとか

そして私の一番好きな川ねずみくん

この子が一番まともで賢いのですがすごく優しくて、いいやつなんです

モグラ君と初めてあったときネズミ君とモグラ君でピクニックをするんですが、帰り道川を小舟で行っているときに、モグラがどうしてもボートをこいでみたくなります

そして、ネズミが止めるのも聞かずむりやりこいで船を転覆させてしまいます

モグラは、泳げなかったのですが、ネズミは、そんなモグラを助けて岸まで連れて行きます

モグラはこうかいしてあやまり、許してくれる?また元通りつきあってくれる?とききます

そのときネズミのいった言葉が、ほんとに優しいんです

ネズミは、『そんなこと、だいじょうぶなんだよ、きみ!』『川ネズミが、少しぐらいぬれたって、それがなんだというんだね?・・もうそんなことを考えるのは、よしたまえよ。それからね、きみ!きみがしばらく、ぼくのところへきて、とまってくれればいいと、ぼくは思うんだ。・・
それから、ぼく、きみにこぎかたや、およぎを教えてあげるよ。そうすれば、きみは、すぐ、ぼくたちに負けないくらい、水の上でなんでもできるようになるよ』とモグラに言うんです

その言葉を聞いたモグラは、胸がいっぱいになって、返事もできないほどに

優しいなぁ

多分これを書いた作者さんもすごくあたたかな人だったんだろうな、と思います

そんな感じで、とてもこころがあったかくなるお話です

色んな性格の動物たち、あ、こんなひといるなと思うようなところもあって、面白いです

そして表現の仕方もおもしろいんです

長くなってしまうのでまた今度書いてみます(^ー^)

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