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前作との戦いと呪い

体調を崩して数日間寝込んでました。
38.2度の熱にうなされながらタクシーで病院まで行き検査をした結果……コロナではありませんでした。良かった良かった。

食欲が全然ないのに、薬の副作用「体重増加」のせいで食べていないのに体重が増えるという謎現象に苦しみました…。
現在はかなり回復しました。

前作との戦い

十戒を読んだ

ミステリ界に留まらずそれ以外の界隈をも震撼させた夕木先生の傑作「方舟」の続編である「十戒」。
設定がかなり今風な謎解き公演のソレなので、このnoteを読んでいる謎解き好きの方には特にオススメです。ミステリ小説ならではの体験ができます。方舟とセットで是非。ぶったまげます。読み終わった日はマジで寝れませんでした。

とてもおもしろくヒヤヒヤしながら最後まで読めましたが、前作方舟のインパクトがデカすぎるので、どうしても比較してしまうのが難しいところ…。

フュリオサを見た

2015年に公開され映画業界を震撼させ、様々な作品に影響を与えまくった傑作中の傑作であり、私のオールタイムベストである究極の映画「マッドマックス 怒りのデスロード」。
その9年ぶりの続編である「マッドマックス:フュリオサ」が公開されたので初日に見てきました。

前作「マッドマックス 怒りのデスロード」は、あまりにも面白すぎて公開期間中に映画館で10回以上見ました。マジです。

Blu-rayを購入し、家でもそれはもう何回も繰り返し見ており、総合鑑賞回数は数えていないですが少なくとも50〜60回くらいなのではないでしょうか…。
普通の人はドン引きする回数だと思います。

それほど自分を熱狂させてくれた作品です。映画に必要なものが全て詰まっている。無駄なものはなにもない。1分1秒すべてが名シーン。セリフはいまでもほぼ全て覚えています。セリフ少ないので(笑)

シンプルな作品ながら見れば見るほど毎回何かしら発見があり、その狂気的な作り込みに惚れ惚れする、まさに「浴びれる映画」です。

どこで映画を止めてもアートになる美しすぎる天才的な画作り、アイディアに満ち溢れた圧倒的なアクションシーン、無駄なセリフを吐かず「目」で確かに語る生きているキャラクターたち、最高の音楽……この映画の持つ魅力は簡単には語りきれません。もうほんとにすごすぎる。狂気。

で、続編であるフュリオサはどうだったのか。感想をじっくり書くと長すぎるので今日はサクッと。

結論、すごく面白かった。最高の前日譚。でも前作と比較すると流石にちょっと乗り切れない部分がある。

というのが現時点の感想です。
「十戒」と同じで、「面白い」けど圧倒的すぎる前作とどうしても比較してしまう…くぅう……面白いんだけど!だけど!という感じ。
これはもう、前作の呪い。方舟の呪い。怒りのデスロードの呪い。


あまりにも衝撃を受けた作品の続編は「適切な期待値コントロール」は難しい。

マジバコもそうだった

思い返すと、マジバコを作った当時も似たような感覚でした。
上京して一発目に出した公演がマジバコなんですが、これがありがたいことに多くの人から好評をいただきまして…本当にありがとうございます。予想以上の反響をいただくことができました。

だからこそ、その次の公演を作る時はマジで大変でした…。何をやってもマジバコと比較されてしまう。まさにマジバコの呪いでした。
新しい公演を出すのが怖くなってしまうんですよね。本当にプレッシャーはありました。
何案も何案も思いついては消えて、作っては消えていきました…。
マジバコみたいな面白さを出そうとすると、何をやっても二番煎じ感が出てしまう。これでは比較されてしまう。

なので、あえて「全然違うジャンルの公演を作ろう!」と思い切り、純粋なスコアタ系公演である「わんこ謎」を作るに至りました。

難しいですね。色々なモノを作るのは…。


わんこ謎2DX再演!

最新作であるわんこ謎2DXの再演情報です!
今回は試験的にメンバーシップのプレミアムの方を対象とした優先枠を用意しています。
プレミアムの方はかなりチケットは取りやすくなると思います。

難易度がとても高い小謎上級者向け公演ではありますが、スコアタ系公演だけで味わえる「熱中」と「熱狂」をお届けいたします。
タイミング合う方は是非!
小謎以外もかなり頑張って作った力作です。

メンバーシップについての詳細はこちら

今週の謎解き公演評

今週の謎解き公演評は「凍てつく未踏峰への挑戦」です。

正直ノットフォーミーな要素が強い公演でしたが、結果的に大変楽しめた公演でもあります。
その特殊な感情をなるべく言語化してみました。

今週はここまで!
また来週!





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