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夜を覚まさないで


今の私にはこの無音でさえ

頭を巡る雑音でしかない

小さな言葉に耳を傾けて

大きな物音に耳を貸さない

都合の良い暗闇

何も要らないと言うのなら

明けない夜を覚まさないで



もし私の息が止まる時には

沢山の嘘を付いて

まだ聞こえるうちに

何にも囲まれないのなら

一際美しい花だと言って

そしたらきっと

生きている真実を破れるから



時に目に映る薄汚れている川も

澄んだ色になることを

望んで流れているのか

囲いの中で思っているのか

乱反射が目を刺す

何も知らないと言うのなら

この光の終わりを教えて

もしこの光の中に私がいるのなら

手探りで私を探して

まだ見えているうちに

何も怖くないのなら

なけなしの私を見つけると言って

そしたらきっと

失くなることを否めるから



救えるものがそこにあっても

拭うことは出来ないと  

心臓が無くなったとしても

心が無くなったわけではないと

ほざく者を私は笑うだろう


もし私の息が止まる時には

沢山の嘘を付いて

まだ聞こえるうちに

何にも囲まれないのなら

一際美しい花だと言って

そしたらきっと

生きている真実を破れるから


下手に綺麗な言葉は 時に私を困惑させる
そんなことになるくらいなら
沢山の嘘で私を安心させて欲しい
なんて言ったらわがままかな

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