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その㉘Vocal Stutter Effect


1.はじめに

EDMとかのVocalでよく使われる、のどをチョップして歌うようなヤツ。これがStutterEffectです。
やり方は簡単で単純に音量をOn/Offするだけで可能だ。他にもAudioを切り刻んでチマチマ加工するやり方なんかもある。
また、こういった事を可能にする専用プラグインなんかもある。
まあ、この種のエフェクトについては、やり方は簡単なんだけど、カッコ良く決めるには「センス」が物を言う。

繰り返すが、「センス」が物を言う世界です。

このセンスについては、実際に手を動かしてみないと、センスが必要なのか、またセンスをどう鍛えるのかも分からないだろう。

結局のところ、センスとは経験値なのである。

OTODESK

2.ネタ元動画の紹介

動画内でMr.billはお手軽な二つの方法を提示してセンスを磨くよう(遊んでみようと)言っている。
・AutoPan
・SaideChainGate
このどちらもカンタンでセンスを磨く練習には持ってこいですね。

3.簡単に紹介

毎回言っていることだが、上記動画を見れば分かるし、自分で簡単に実践可能だ。(実践しない奴はDTMをやる意味ないぞ。)動画やBlogを読んで分かった気になってる奴は、いますぐDTMを辞めた方がよい。

a)AutoPanを使った方法

とても簡単。設定は下記画像を参照。

AutoPanの設定

Phaseを360°にして、Shapeを80~100%に設定するのが肝だ。
後は実際に音を聞きながら微調整すればよい。
波形を変えて変化があるか聞き取ってみるのも勉強だ。Randomも工夫次第で使えるぞ。もちろんRateをオートメーションしたりして遊んでみるのも良いだろう。

b)Gateを使った方法

SideChainを利用してGateを作動させる方法です。
Gateをボーカルトラックに挿したら、そいつを別トラックでコントロールするっていう寸法。

上がVocalトラック
下がSideChian用のMIDIトラック(MIDIトラックのアクティベータはOFFにする)
シンセは何でも良い。リリースの長さでGateの挙動が変わるので曲を聴きながら調整する必要がある。(あまりリリースタイムを短くしすぎると音が聞こえなくなる)
Gateの設定。SideChianをOnにしてOperatorからの出力を受けつけるようにする。

ちなみにというか、当然なんだけど、Gateの各パラメーターはVocalトラックの音量等で挙動が変わるので丸パクしても同じ結果にはならないぞ。
くどいが、必ず自分で手を動かして研究しよう。

4.事例紹介

せっかくなので事例紹介。
①エフェクトをかかっていない状態
②AutoPanによる方法
③SidechainGateによる方法
の順番で録画してみた。


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