実際原価計算(予定額を使う場合)と標準原価計算の違い

両方とも差異分析ボックス(直材&直労)とかシュラッターシュラッター図(FOH)とか使うし、工簿2級をやってたあたりから混乱してたこの疑問
このページでやっと納得できた

実際原価計算(予定単価を使う場合)は、
・直接材料費の予定消費額=予定単価✕実際消費数量
・直接労務費の予定消費額=予定賃率✕実際作業時間
・製造間接費の予定消費額=予定配賦率✕実際操業度
なので、単価/賃率/配賦率のみが「予定」となっていて、消費数量/作業時間/操業度は「実際」だ
なので、差異分析ボックスにも、材料価格差異/賃率差異しか出てこないし、
シュラッター図にも、予算差異と操業度差異しか出てこない

一方で、標準原価計算の場合は、原価標準(製品1個あたりの標準原価)=
・直接材料費の標準単価✕製品1個あたりの標準消費数量
・直接材料費の標準賃率✕製品1個あたりの標準作業時間
・製造間接費の標準配賦率✕製品1個あたりの標準操業度
なので、例えば直接材料費の項は、単価と消費数量の両方が「標準」となっている
なので、差異分析ボックスにも、材料価格差異と消費数量差異、賃率差異と作業時間差異の両方が出てくる
シュラッター図には、予算差異と操業度差異の他に、能率差異も出てくる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?