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これを知っておけば大丈夫!タロット占い初心者さんが押さえるべきポイント!

みなさん、おはこんばんにちは

こちらの記事は私が以前占いライターのお仕事受注の際にお試しで書かせていただいたものです。
(掲載許可はいただいています)
「ネガティヴな表現は使用しない」というご指定の元に書かせていただき、とても貴重な体験となりました!
是非「タロットをこれから始めてみたい」という方や「タロットってなんだか難しい」と感じていらっしゃる方にご一読いただければと思います。


0. はじめに

日々の生活の中には沢山の選択や悩みの場面が存在しています。
そんな中で「より良い選択をしたい」「見通しを良くしたい」「あの人の気持ちを知りたい」など、そういった思いに対して友人や知人や家族ではなくもっと違った第三者目線からのアドバイスをもたらす存在、それが「占い」です。

中でもタロット占いは、知らない人はいないと言っても過言ではない程メジャーな占術と言えるでしょう。
「でも、実際タロット占いってどうやればできるの?」
こちらの記事ではそんな疑問にお答えしていきます。

1. まずは大アルカナだけを使ってみる

タロットカードは、大アルカナと呼ばれる22枚と小アルカナと呼ばれる56枚の合計78枚で構成されています。
最初から78枚全てを使って占っても良いのですが、今後タロットカードをしっかりと実践的に使いこなして使い方を定着させることを目標にするのであれば、まずは大アルカナ22枚のみを使ってタロット占いの第一段階をマスターすることから始めてみませんか?

大アルカナは小アルカナに比べてシンプルかつ強いキーワードを表します。
その分受け取るメッセージには重みがあり、様々な悩みや質問に対して十分答を提示してくれる存在です。

まずは、大アルカナ22枚それぞれのキーワードについて簡単に見てみましょう。

0. 愚者:【自由】新たな気持ちで行き当たりばったりを楽しむ 
1. 魔術師:【創造力】才能を活かして色々なことに挑戦
2. 女教皇:【精神性】白黒ハッキリつける几帳面さ
3. 女帝:【愛】穏やかな気持ちで豊かさを楽しむ
4. 皇帝:【社会】確固たる自信を持って責任を果たす
5. 教皇:【モラル】秩序やルールを意識して人を導く
6. 恋人:【ハーモニー】誰かと一緒にいる心地よさを楽しむ
7. 戦車:【前進力】目標に向かって勢い任せに突き進む
8. 力:【実力発揮】自分の技術や魅力を思う存分提示する
9. 隠者:【探求】自分一人の時間を使って自身の心や物事を突き詰める
10.運命の輪:【チャンス】現状をより良い方向へ変える転機の訪れが
11.正義:【公正さ】均衡を維持して正しい判断を下す
12.吊るし人:【試練】今の自分を捨て新しい物の見方や奉仕に挑戦
13.死:【心機一転】今の状態が終わり新しい始まりが訪れる
14.節制:【バランス】節度のある安定した心で自制心を磨く
15.悪魔:【慣習】今までを見直して望まない状態から抜け出すタイミング
16.塔:【変化】想定外の出来事が訪れて物事が動き現状が変わる
17.星:【希望】明るい未来へ向けての理想や展望が開ける
18.月:【静寂】不安と向き合えば冷静な気持ちを取り戻せる
19.太陽:【幸福】ツキに恵まれ成功を掴みとることができる
20.審判:【革新】インスピレーションを得て新しい視点に気付く
21.世界:【完成】目標を達成して満足感を得られる

最初の内は【】の中のキーワードだけを意識してリーディングをしてみて、慣れてきたらそのキーワードを深掘りしてメッセージに広がりを持たせていきましょう。

2. 逆位置の読み方

タロットはカードの上下が正しい状態で開かれることを「正位置」と呼び、上下が逆の状態で開かれると「逆位置」と呼んで正位置の時と受け取るメッセージの内容が変わってきます。
まだあまりタロット占いに慣れていない人は上下を気にせず全て正位置と読むことから始めても良いのですが、逆位置のメッセージも読むことができるようになるとより深い内容を受け取ることができるようになりますので、是非チャレンジしてみましょう。

この「逆位置」は初心者の方には少し難しく感じられることが多いので、読み取り方のコツをお教えさせていただきます。

逆位置は一般的に正位置のカードの意味が弱くなったりネガティヴな部分が強調されたり、という形で読まれます。
ただ、この認識でいると逆位置が出た時に弱く読むかネガティヴに読むか、どちらにすれば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで押さえるべきポイントは、逆位置は「正位置のカードのキーワードのコントロールが上手くできていない状態を表す」ということです。

例えば、女帝の【愛】であれば「愛情の受け取り方や与え方のコントロールを見直してみて」というアドバイスを表し、戦車の【前進力】であれば「前に進むための力をコントロールして方向性や加減を意識してみて」というアドバイスとして読むことができます。

また、正位置の状態でネガティヴなキーワードを持つカードの場合は、そのネガティヴな状態から抜け出せる、回避できる、と読むことができます。

3. 一日一枚引いてみる

タロット占いは一度に複数のカードを使って複雑なリーディングをすることもできますが、まだ始めたばかりの方は一日に一枚だけ引いてその日のアドバイスを受け取ることから始めてみると良いでしょう。
出たカードの意味が一日の鍵となる事柄だという風に読んでみると、そのキーワードをお守りとして過ごすことができます。

例えば、審判が出れば「新しい価値観に気付いて違った自分に気づけるかも!」と受け取って新鮮な考え方に意識を向けることができるかもしれませんし、皇帝の逆位置が出れば「自分が正しいと思うことや責任感を誇示して反感を買ってしまわない様に気を付けよう」と受け取って謙虚な気持ちを維持できるかもしれません。

勿論一日の始まりにカードを引いてその日の助けにするのも良いですが、引いた一枚を裏返しのまま玄関等に伏せておき一日の終わりにめくって確認して答え合わせをする、というやり方もタロット占いの奥深さや面白さを知る一つの楽しみ方です。

「一枚だけ読めるようになっても大した事がわかるようにはならないのでは」「複数のカードを読めるようになった方が上手いということなのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの一枚引きは現役タロット占い師として活動されていらっしゃる方でも多用する基本的かつ応用のききやすい手法です。
「彼の今の気持ちを一枚で表すなら?」という質問に対して一枚引き、「彼とのこの先にはどんな未来が待っている?」という質問に対して一枚引き......という風に質問一つ一つに対してカードを引いてメッセージを読み取っていけば、様々なジャンルの質問に対応することができます。
複数枚使用するタロットの並べ方に関しても「この位置に置くカードにはこの質問を当てはめる」という様に考えるものが殆どなので、一枚引きをマスターすれば様々な占い方に応用することができますよ。

4.ネガティヴなカードが出てしまったら

タロットカードにはポジティブなキーワードを持つものとネガティヴなキーワードを持つものがあるので、出ると嬉しいカードもあれば出たらショックだと感じるものもありますよね。
そんな中でご自身で占った時にもしネガティヴなカードが出てしまったらどう受け取れば良いのか、これからの一日を占った際に悪いキーワードのカードが出てしまったらその日は悪い一日になるのか。
そんな疑問にお答えさせていただきます。

まず最初に、タロット占いはアドバイスを求めている人に対して「気付き」を与えるものです。
例えば、引いたカードが愚者の「逆位置」なら「【自由】を上手く使いこなせていないのでは?」という投げかけかもしれませんし、悪魔の「正位置」が出れば「【習慣】の中でやめたり見直したりするものがあるのでは?」という投げかけかもしれません。

タロット占いは未来を断定するものではなく、「こういうことを楽しんで」「こういうことに注意して」というメッセージを受け取るための手段です。
出たカードに対してドキッとする感覚は確かに心地の良いものではありませんが、その不安と上手く向き合い改善することで生活をより良く未来を明るくする助けとなりますので、是非上手く活用してみてくださいね。

5.最後に

いかがでしたでしょうか。
今回は占い方に関して大アルカナ22枚と一枚引きについてのみの内容でしたが、この記事を読んでこれだけマスターできれば様々な選択や悩みに対応していけそうだと希望を持っていただければ幸いです。

タロット占いには更に小アルカナ56枚や複数のカードを使用する展開方法が存在しますので、慣れてきたら是非そちらにも挑戦してより奥深いメッセージを受け取ることに挑戦してみてくださいね。

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