見出し画像

6.羽後交通 路線バス

車社会の中、わたしはバス

秋田の好きな場所・こと・モノ第6弾は、羽後交通の路線バスです。秋田県は車社会で、ひとり一台車を所有していることが全く珍しくありません。そのような中、わたしは車の運転免許を持たず自転車も苦手なので、ひとりでの移動はもっぱら徒歩かバス。この地に来た時、交通の便はいいのだろうかと不安でしたが、使いやすいバス路線があるぞと知った時は安心しました。家から羽後本荘駅周辺の病院や図書館、カフェなどに行く時に利用しています。

(余談ですが、わたしは旅先など知らない土地で路線バスに乗るのが結構好きで、なぜなら移り変わる風景や乗ってくる方の雰囲気で、そこで暮らす人々の生活が垣間見えるから。初めてこの地でバスに乗った時もわくわくしました。何度か乗っているうちにバス停名から地区名も覚え、土地勘が養われました。)

ワークショップ

わたしが利用している路線は、東回りと西回りで旧本荘市内を満遍なくめぐる巡回型。1時間に一本はどちらかのバスがやってくるのです。よく出来た仕組みだなぁと思っていたのですが、市民参加ワークショップでどのようなバスだと使いやすいか考え、従来のバス路線を改善した結果なのだと知りました。以前はわたしの住んでいる地区には停留所がなかったようで、使いやすくしていただいてありがたいな〜と感じています。毎日利用するわけではありませんが、このバスがあるのとないのでは大違いであります。

古いバスだけどそれもまた良し

現在はバスでもSuicaが使えることが多いようですが、こちらのバスは現金で運賃を払います。料金表が運転席の後ろに貼ってあり、自分が乗った停留所と降りる停留所から運賃を確認します。電光掲示はされないので、料金表の近くの席に座れなかった時は緊張するのですが、運転手さんがどこから乗ったかだいたい覚えていてくださるので心配いりません。このアットホームさがいいですよねぇ。バスによっては床が板張りだったりして、古いもの好きとしてはちょっとうれしいポイントです。

画像1

駒ヶ岳線もおすすめ

羽後交通では、秋田駒ケ岳登山に便利な路線も運行しています(冬季は運休)。駐車場や温泉施設があるアルパこまくさ〜駒ヶ岳八合目(登山口)までの路線なのですが、これが車がすれ違えない細〜いくねくね山道を、大型バスがぐいぐい登りぐいぐい下る路線なのです(途中待機スペースがある)。登山の前後にアトラクションに乗ると同じような体験ができるので、秋田駒ケ岳登山の際はぜひ。運転手さんのドライビングテクニックに驚くはずです。

画像2

(2021年春に秋田県から岩手県に移住します。しかし、この地を捨てて出て行くと思われたくない!という葛藤があり、好きな場所・こと・モノを書き溜めています。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?