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午前2時公園に散る足跡を重ねて踏めばまだやわらかく
音も無くピシャッと光る雷光を見ようとすると眩しい電灯
一人して月見るごとにかなしきはともにあはれと見し人のゆゑ
はじめに私はものすごくたまに短歌を詠みます。そしてnoteに投稿したものは「短歌集」というマ…
望月の夜に月見初むるに、例よりもふわとろなる月見なれば、 月を見る心が上の空を向くそのお…
「書く人の心を文字は表します」そうして心は歪んでいった
ただ君に幸あれと思う真夜中に静かに響くシャワーの水
恋ふ人をたなばたつ女にかこたれて一年を待つ身こそつらけれ
太陽に置いてゆかれて締切を伝えに月が昇り始めた
青一色澄み渡る空か窓網戸見えない壁に霞む春の日
五月二日、 寝ぬる間に救難信号途絶えけり行方も知らぬ孤悲の道かな
格子路を気ままに行けば甲斐がある最短経路なんていらない
垂れこめて行方も知らぬ花の上を思ふ心ぞ砕け散りぬる
広大な緑のぬのを春風が色鮮やかに乱れ染めゆく