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薬ゼミ5月コースで1年浪人しました②

〜ギリギリの浪人生〜

私は卒業はできたものの、その年に受けた106回薬剤師国家試験には点数が足りず、不合格でした。

https://note.com/paean012508/n/n096a4668e610

前回の記事ははこちらです。
現役生の国試〜薬ゼミのテスト等について書いています。

今回の記事は成績が載ってるので、見たくない方はご注意ください。
自分なりに頑張ったので、あまり批判等はしないでくださるとありがたいです…。

やって良かったこと

○分からないところはすぐ聞く
ただし質問の意図を明確にする。
質問したい人は常に沢山いるので、何を聞きたいのか、何が分からないのかを自分で説明できるように心がけました。
全く分からない時はこの辺全然分からないと正直に伝えていました笑(特に薬剤の計算)
苦手な計算も、正直に先生の所に持って行って、この辺から分からないから一緒に解いて欲しいと言ったら3秒で解決して悲しくなったことがあります。2~3分くらい考えて分からない時は、大人しく聞いた方が拗れなくていい気がします。

○自分で説明できるようにする
これは自分の中で一番合っていたと思う勉強法です。最初のうちは分からない、覚えられないと恥ずかしくて凹みますが、その分印象に残って危機感で覚えられました。

オープンスペースという他の学生もいる所で質問することが多かったので、周りの人にはコイツいつも変な質問してるなと思われていたと思います😅
薬理、病治、生物の覚えられない作用機序や病気の概要、治療薬等を主にやってもらいました。

分からなくて質問した場合も、その場で必ず自分の言葉で反復して、『○○は〜ですね』のように先生に聞いてもらってスッキリしてから自分の席に戻るようにしていました。

友達がいなかったので(マジでZERO)、友達と口頭試問なんてことが出来ず、先生を片っ端から捕まえて口頭試問してもらっていましたが、本当に宅浪だったら受かっていなかったと思います。

やらない方がよかったこと、
やらなかったこと

○まとめノート作る
現役生の時からあまりやってなかったのですが、これはやらなくて良かったかなと思いました。まとめノートを作るとなると、昔から結構丁寧に絵とか書いてしまうタイプで、ノートを作るのに満足してしまうかなと考えたからです。
付箋ノートも、途中から余裕がなくなって、作るのをやめました。
その代わりに、スマホで間違えた青本の図を写真に撮って空き時間に見るようにしました。
あとは

これも使っていました。(ステマじゃありません)
画像も登録できるので、構造式とかを覚えるのにおすすめです。アプリで何時に通知という設定もできるので、勝手に反復暗記ができます。

○授業を聞かず、自己流で勉強する
現役生に関しては、私の大学のトップの人達は薬ゼミの授業をあまり聞かずとも自分で青本を読んで、授業中は過去問をひたすら周回して受かったと言う話も聞いたことがあるので、よく分かりません。当時はコロナの関係でオンライン教室の授業だったので、自宅で2倍速で見ていた人もいるみたいです。

しかし、浪人生に関しては、授業をちゃんと聞いて、みんなと同じように勉強した方がハズレは少ないと思います。
自己流で受かるなら現役で受かってるはずだと私は思ったので、浪人時代は不安になったら先生のところに勉強方針の相談に行っていました。

先生が繰り返し言っていたことですが、薬剤師国家試験は大学受験と違って『受かる試験』だそうです。一度落ちた人間が言うのも変な話ですが、とにかく平均ちょい上を取るのが大事だと仰っていました。
まぁそんなこと言われても、私は全然点数が伸びなくて『フゥン…🥺』と思っていましたが…。

○授業に出席しない
また、薬ゼミの授業の出席率と合格率はある程度相関があると聞きました。病院の採用試験の日以外と土曜日は基本的に休まずに予備校に行きました。日曜日はリフレッシュで普通に遊んでる時もありました。

○ちゃんと睡眠はとる
何当たり前のこと言ってるんだと思うかもしれませんが、入校してから最初の方はその日の復習が終わらなくて、寝るのが日付を越えてしまうことがあり、次の日の授業に響いてしまうことがありました。
青本講座は一番時間をかけて青本を見ることができて、理解に時間をかけられるので、1番大事だと言われていました。
毎日の確認テストは点数が出るし、成績が親にも送られるのでサボったら即バレます。
平均点を超えていないと、枠に色が付いてしまうのでなかなか辛いです。そういうのもあって日付を越えて頑張ってしまい、その分が授業の集中力低下と裏目に出てしまいました。
連チャンで枠が黄色いと『アァ…』という気持ちになります。。
点数が悪くてお恥ずかしいですが、こんな感じでオンラインに成績がアップされます。

6月の欠席1は病院の採用試験の面接ですね🥺



せっかくの授業が眠たくてぼんやりしてしまうのは、とてももったいなかったし、その分質問も増えて結果的に効率が悪く、周りの人にも迷惑だっただろうなと反省しています。

しばらくしてからは復習が終わってなくても、23時30分には寝て、6時くらいには起きるように心がけて、終わってないものは朝やることにしました。


統一模試について

⚠️閲覧注意⚠️
点数が載ってます。


現役
統一Ⅰ〜Ⅱは模試の成績が見つからなかったのですが、ヤバい点でした。
統一模試Ⅲ166/345点
本番 195/344

浪人
入校時テスト 83/135 Dブロック
中間テスト 138/215 Cブロック
統一模試Ⅰ193/345 (薬剤必須落ち) Bブロック
統一模試Ⅱ 204/344 Cブロック
統一模試Ⅲ 205/345(必須落ち)Dブロック

この点数、現役ではなく浪人の点数です…。

私の通っていた教室は全国の薬ゼミで常にトップの成績を取っていたので、平均点も高く、最後の統一Ⅲの教室平均点は普通に225を超えていました。そんな中、統一ⅢがⅡから一点しか上がってないのはかなりショックでした。

薬ゼミに通っている以上、薬ゼミの模試は内部生にはある程度有利だと思います。
薬ゼミの模試である程度点を取っていても、本番はどうなるか分からないと言われていました。
浪人生は、とにかく先行逃げ切りだと言われ続けていたのに、模試では思うような点が取れず辛かったです。

決してサボっていたわけではなかったのですが、年が明けてから冬休みに過去問を解くことに固執しすぎたと気づきました。
しかし、統一Ⅲまでには軌道修正が間に合わず、直前講座はボロボロの成績、かなり不安な気持ちで受けていました。

担当の先生には統一Ⅲで215は欲しいなと言われて、この点でした。
実務は最初に比べれば結構取れるようになっていましたが、全体の点はほぼ変わらず、焦りと不安でいっぱいでした。
唯一良かったとすれば、物化生の必須は安定して10〜12点/15点中くらいを取れていたということでしょうか。

私はたまたま本番で点が取れただけかもしれません。だからこそ、浪人する方は統一Ⅲまでには余裕を持った点数を取っておく方が精神的にも落ち着いて勉強出来ると思います。
何点くらい取ったらいいかというのは、模試前にガイダンスがあって、教室の目標点、薬ゼミの目標点が伝えられるのと、個別に面談もあるので、そこで決めることが多かったです。

直前期(統一Ⅲ後〜2月)

コロナの関係で、通学コースも2月頭くらいからは完全にオンラインに切り替えになってしまいました。108回も、いつ何があるか分からないと思います。
毎日不安で不安で、統一Ⅲの結果を見ては涙が出てきて、自宅だったので授業中も泣きながら勉強していました。
1ヶ月だから何とかメンタルを保てましたが、あともう1ヶ月あると言われたら折れていたかもしれません。

統一Ⅲ以降はとにかく薬理をやろう、薬理での取りこぼしを減らそうと、ひたすら青本の作用機序を説明出来るように&暗記と青本に載っている作用機序の図が頭に浮かぶようにしました。

薬理は得意ではなく、苦手でした。
多分今も苦手だと思います。
現役生〜統一模試まで、ずっと24/40くらいで伸び悩んでいました。
直前期は特定の範囲をやるというよりは、全範囲を何回も回すのを心がけて、薬の名前を聞いたらすぐ作用機序が言えるようにというのをやっていました。
先生にも国試1週間くらい前までzoomを繋いでもらって口頭試問してもらっていました。
主に苦手な血液系の分類と作用機序、高脂血症をやりました。ここまで書くと身バレしそうですね…。
(※この時期にこういう勉強法が万人に合ってるかは分かりません。先生とよく相談してみてください。)

今振り返って思うのは統一模試の必須は国試より難しかったなと思うので、統一模試の必須が悪くてもあまり凹みすぎなくても良いかなと思います。統一Ⅰの薬剤は結構難しかった記憶があります。


統一模試の伸びが悪すぎると何が悪いかと言うと、最後の1ヶ月のモチベーションが変わってくることです。
私は逆境があると燃えるタイプなので、何かスイッチが入ったのですが、(それまでスイッチ入ってなかったんかいというツッコミはやめてください🥺 こう、直前期特有の、もうワンランク上のスイッチです!!)人によっては折れてしまう可能性もあると思います。

私は、先生に『この1ヶ月頑張れるかどうかで人生が変わるよ ここでやれないやつは一生やれない』と言われて、寝る時間以外ずっと青本を見る生活になりました。
20時間勉強はさすがに無理でしたが、起きてる間は何かを思い出すか見るという風に心がけていました。

直前期、何を重点的にやるか迷ったら
薬理、衛生、法規
をオススメします。

108回からは薬理と治療の青本は合冊になるようですが、病態治療は難しいです。
得意な方はいいのですが、深入りし過ぎると余計に分からなくなることもあります。
直前期は応用より、これまでやってきた基本を見直す方がいいと思いました。
本番では結局やったことも出なかったり、全くやってないことがいきなり出たりすることもしばしばです。量が多い分、基本を忘れるとすごく他の人と差がついてしまうので、忘れないことが大事かなと思います。

国試本番

国試本番については大学の様子や近隣のホテルども合わせて記事にしようと思っていますので、

ここでは点数だけです。

薬ゼミ自己採点システム↓

本番 234/345

色がついてるのは平均を越えているところです。

メディセレ自己採点システム↓

自己採点システムはメディセレの方が見やすいですね…


青が自分の位置ですかね?


※3/25にスクショしたものです。
自己採点が間違ってるかもしれないと思って3回(薬ゼミ2回、メディセレ1回)確認しました。
1回目と2回目で2点上がっていたので、2回くらいはチェックした方がいいかもしれません。
各予備校で回答割れしていたみたいですが、私の点はどこに入れても同じでした😅


※参考までに2/20(2日目22時頃)の成績も載せておきます。
結構ボーダーがどの辺になるか議論になっていたので、今後の参考になるかもしれません。
平均点がどんどん上がっていったのは少し怖かったです。この時はまだ5000人ちょいの人しか入力していませんでした。

問98,328は採点に調整が入ったので2点上がりました。
ボーダー216付近と言われていて217だったのですごいですね😲


転送設定になっていたので3/30に来ました。
通常より1~2日くらい余分に時間かかりました。


おまけ…SNSの使い方について

現役生の時はLINE以外のSNSは全部消していました。浪人生の時は夏くらいまではInstagramは残しておいて、twitterは1月くらいまでは残していました。
理由は現役生の時は毎日研究室で友人と勉強していたのですが、予備校では周りに友達がいなくて寂しかったからです笑(ちょっと泣けてくる😭)

大学近くの予備校ではなかったので、友達はゼロで、入校する前に浪人生アカウントを作った気がします。ネットなので色んな方がいますが、私は作ってよかったなと思います。

会ったことは無いけれど、みんな頑張っていて1人じゃないと思えたからです。オンライン教室の方はオンライン教室に通っている方同士で盛り上がっていて楽しそうでした。

点数を載せる人もいて、私は成績が良くなくてあんまり見たくないなと思ったので、そういう方は申し訳ないですが、ミュートにしていました。
SNSを上手く使える自信がない場合はアプリは消した方が楽かもしれません。
Instagramはリアルの友人との繋がりが多く、就職した子達のキラキラライフを見るのがつらい時もあるのと、ダラダラ無限に時間を使ってしまうので途中でアプリを消しました。

まとめ

何だかまとまりのない記事になってしまいましたが、1年の振り返りはこんな感じです。

twitterには成績の良い方がゴロゴロいますし、点数を載せる人は大体成績が良い人です。(同じこと言ってる)

浪人で点数が伸びないと焦ると思いますし、投げ出したくなることもあると思います。

私もよくGoogleに『国試浪人 成績伸びない』『統一模試 浪人生』等よく検索しては落ち込んだり、自分を鼓舞したりしていました。 
だいたい成績がいい人のブログが多い印象で、ビックリするような伸び方をする人は現役生の方が多いので、余計に落ち込むこともあります。

あくまでも1人の例ですが、思うように成績が伸びなくて、みんながビックリするような点数を本番で取れなかったとしても、最後まで諦めずに頑張れば何とかなることもあるということを伝えたくて、この記事を書きました。

もちろん、良い成績を最初から取って、現役生に対してのアドバンテージを取っておくのが浪人生のスタンダードで、一番安心して合格を掴み取れると思います。
しかし私はそういう伸び方ができなくて、周りにもそういう人がいなくて結構辛かったので、恥を忍んであえてここに書き残すことにしました。

一人でも多くの方が108回薬剤師国家試験に合格出来ることを心から応援しています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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