PaCTi 第14回は、アドバンス・ケア・プランニングについて深く学びましょう!

PaCTiのなかの人、浜の町病院緩和医療内科・永山です。

11月7日の第13回「症状緩和のための できる!使える! 皮下投与」には90名近いお申込みをいただきました。当日は、筑波メディカルセンター病院・矢吹律子先生から、皮下投与にまつわるさまざまなtipsを教えていただき、わたしも目からウロコ、の思いでした。

ちょっとニッチかも知れないけれど、臨床現場でとても役に立つ、緩和ケアの日々の実践をブラッシュアップできるような、実にPaCTiらしい回だったと感じました(スポンサー付きの会だとなかなか取り上げないテーマだと思います)。

さて次回は…
聖隷三方原病院緩和支持治療科の森雅紀先生を講師にお迎えして、アドバンス・ケア・プランニング advance care planning (ACP)についてより深く学ぶ回にしたいと考えています。

ACPについては、参加者の方々からの要望も多く、緩和ケア関係者にはとっても関心が深い話題かと思います。PaCTiでは、8月にも、国際医療福祉大学・宇井睦人先生にお話しいただきました。
最近では「人生会議」なる造語もあって、医療・介護の世界での認知も広がっているACPですが、一方で言葉だけが独り歩きしているような違和感も覚えます。「インフォームド・コンセプト」が「IC」となって医療現場で広がっている現状を繰り返しているような…。

森先生は、わが国の緩和ケアの若きリーダーのお一人です。緩和ケアのエビデンスについての深い造詣があることで知られている方です。また海外での実践や学会・研究活動を通じて知己も多く、ACPについても海外の先駆者たちの生の声をご存知です。

そんな森先生が、2020年10月に森田達也先生との共著で、「Advance Care Planning のエビデンス」という書籍を出されました。もう手にとって読まれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=107174
先生の知識と人脈、緩和ケアの実践が裏打ちした、素晴らしいACPの解説本です。今回は、この本の内容に則して、ACPについてお話していただきます。

ACPという概念が生まれた背景を知り、その真のコンセプトを学びましょう。ACPの実践における難しさを共有して、どのように取り組めばいいかについても一緒に考えていきませんか。

#14 PaCTi「Advance Care Planning のエビデンス」
日時:2020年12月11日(金) 21:00開始、22:00ごろ終了
演者:森雅紀先生
聖隷三方原病院緩和支持治療科
対象:緩和ケアに関わる医療・介護職、医歯薬看護系学生 
参加費:500円〜(PayPalを利用した受講後支払い、学生は無料です)
以下のURLからお申し込みをお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_I_o_FSxVTrO8rsxsL2q_yQ

PaCTiでは、今後もさまざまな企画をご用意しています。ぜひこんなテーマを取り上げてほしいといったご希望があれば、コメント欄にお願いします。「こんなテーマで話してみたいんだけど…」といった演者自身の持ち込み企画も大歓迎です!

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