#38 摩擦!舌を挟んで/θ/の発音
この英語回では、英語の発音、リスニング力の向上を目指して、Voicy発音トレーナーまやさんを先生に、英語を学習、アウトプットしていくプロセスを共有しています。
Today’s English Output:/θ/
今日は、10月18日まやさんの発音記号練習回で取り上げている、/θ/の練習をしていきます。
最初に発音のポイント、次に単語で発音練習、最後に振り返りをします。
1. /θ/ 発音のポイント
①説明
・摩擦音 吐く息の通り道を狭くすることで出す音
/θ/の通り道:前歯と舌の先
・日本語と最もかけ離れている音。気を付けないと、/s/になってしまいがち。
・/θ/が出てくる言語は世界的にも少なく、英語、アラビア語、スペイン語くらい。
②発音のコツ
・コツ①舌を噛みすぎない。前後にスライドできるくらいに、軽く挟む。
・コツ②思っている以上に舌を出す。人差し指を鼻、唇、顎に当てた時、余裕で人差し指をなめられるくらい。
2.発音練習
(上段がアルファベット、下段が発音記号)※全てアメリカ英語
(1)単語の始めにくる/θ/
①thing
θɪŋ
②thought
θɔt
③thank
θæŋk
④third
θɜrd
(2)単語の真ん中にくる/θ/
①something
ˈsʌmθɪŋ
②birthday
ˈbɜrθˌdeɪ
③nothing
ˈnʌθɪŋ
④healthy
ˈhɛlθi
(3)単語の終わりにくる/θ/
①math
mæθ
②month
mʌnθ
③mouth
maʊθ
④south
saʊθ
3.振り返り
(1)/θ/と/s/が両方入った単語で音の区別を練習しよう
今回の練習では、something /ˈsʌmθɪŋ/, south /saʊθ/ が、/θ/と/s/が両方入った単語でした。これらを練習する時に、舌の位置をちゃんと確認することで、両者の明確な区別をつけることができます。
(2)/θ/の直前に、前歯の裏側あたりに舌がある発音記号が来ると難しい
/θ/は舌を唇の外まで持っていく音なので、前の発音から、舌をその位置まで持ってくる必要があります。
/θ/の前に、前歯の裏側あたりに舌をつける音が来ると、上の前歯が邪魔して、舌を移動させるのが結構難しいと感じました。
例えば、healthy /ˈhɛlθi/ やmonth /mʌnθ/です。これらは、前の発音で、舌を上の前歯の付け根(/l/)や口の天井の出っ張り部分(/n/)にくっつけた状態から、唇の外まで出しに行く(/θ/)ので、移動の際、上の前歯が邪魔です。
対処法として、舌を前歯の裏側あたりから、唇の外まで滑らせる感じで移動させていくと、舌がまごつかずに済みます。
それでは今日はこの辺に致します。
これからもコツコツ発音練習していきましょう♪
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?