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【パシフィコ・エナジー夢前メガソーラー発電所】ヤマガラの成長記録

こんにちは、パシフィコ・エナジー夢前メガソーラー発電所の電気主任技術者山下です。先般、noteにて夢前発電所紹介で野鳥繁殖巣箱について説明しておりました。発電所内に巣箱設置後、5箱中1箱の巣箱に巣作りが始まり産卵、抱卵、孵化を経て巣立って行くまでの観察結果を、今回お知らせします。

今回、巣箱作成から取り付けまでは、本当に野鳥が営巣するのか半信半疑でしたが、野鳥が巣箱を利用してくれ私の思いが野鳥に上手く伝わったと喜んでおります。

巣箱作り図

観察日誌

2024年3月13日 巣箱作成に当たり、インターネット情報で巣箱作成材料、工具類を購入。
2024年3月25日 いよいよ、大工作業で巣箱完成。
2024年3月26日 発電所内での設置場所選定、小鳥を良く見かける場所5箇所決定設置(出来るだけ自然な姿で、、、)

2024年5月21日 巣箱出入口から枯れ草が目視出来て巣作りを確認。

2024年5月23日 巣箱内で2個の産卵を確認したが産卵場所が離れていた。
2024年5月27日 巣箱内で4個の産卵を確認(1個の卵は離れていた)。親鳥抱卵(離れて産卵された1個の卵を移動)。親鳥写真から野鳥名を問い合わせ(姫路科学館)、「シジュウカラ科ヤマガラ」と判明。

1つだけ離れている卵

2024年6月10日 孵化2羽(目は見えていない)
2024年6月12日 孵化3羽

2024年6月19日 ひな成長(少し羽根らしき毛が生えてきた)

2024年6月20日 ひな成長(ヤマガラの白い頭目視)

2024年6月24日 2羽巣立ち

2024年6月25日 3羽巣立ち(※最後まで1個は孵化せず、残念です。)

結果、3羽が無事巣立ったのは非常に喜ばしく、自然共生出来た発電所なのでしょう!孵化から巣立ちまでわずか2週間とは驚きました。残念ですが、離れた場所に産卵された1個の卵が孵化せず成長しなかったのがこれが自然の摂理?と自然の厳しさを痛感しています。

《今回参考にしたウェブサイト》
巣箱の話 
東北森林管理局:巣作り資料
KEYPLANTS【設計図あり】巣箱で庭に野鳥を呼ぼう!作り方と設置方法について
マジで野鳥を呼べる!マジで野鳥を呼べる!巣箱の作り方と掛け方を伝授/新、田舎暮らし派、注目!サトヤマ通信(5)


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