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地球環境トピック

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普段の生活では聞きなれない環境やエネルギーに関連する用語を解説。言葉の意味や誕生したきっかけ、背景にある社会問題をわかりやすくお伝えします。
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#賦課金

「電気料金」2024年度は再エネ賦課金が2.5倍に急上昇

先日経済産業省から2024年度の再エネ賦課金の単価が発表されました。 キロワット時あたり3.49円とのことで、昨年2023年度の1.40円に比較すると2.5倍の大幅増額となっています。 ではなぜ再エネ賦課金がこれだけ高くなったのでしょうか。 経済産業省の説明によれば再エネ賦課金は、「①FIT再エネ電源の買取費用(円)」から「②回避可能費用(円)」を引いたものを「③FIT再エネ電源の販売電力量(kWh)」で割ったものとあります。 回避可能費用は火力発電の化石燃料コストを指

「電気料金」2023年度は再エネ賦課金が6割下がる

本日経済産業省から2023年度の再エネ賦課金の単価が発表されました。 キロワット時あたり1.40円とのことで、昨年2022年度の3.45円に比較すると6割も安くなっています。 ではなぜ再エネ賦課金がこれだけ安くなったのでしょうか。 前回も取り上げましたが経済産業省の説明によれば再エネ賦課金は、「①FIT再エネ電源の買取費用(円)」から「②回避可能費用(円)」を引いたものを「③FIT再エネ電源の販売電力量(kWh)」で割ったものとあります。 この「②回避可能費用」は2016