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パシフィコ動植物図鑑

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パシフィコ・エナジーは、地域の環境や生態系との共生を大事にしながら、全国各地で環境配慮型の太陽光発電所を開発・運営しています。そんな発電所のまわりに生息するさまざまな動植物をピッ…
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#動物

山あいの動物園 - 美並メガソーラー発電所

ゴルフ場を太陽光発電所に 岐阜県郡上市にある美並メガソーラー発電所はかつてはゴルフ場でした。この場所が太陽光発電所になったのは2019年。 標高が高く周辺を森林い囲まれた美並発電所はゴルフ場の地形をそのまま生かし造成工事量を極小化してコースの間の木々がそのまま残されています。周辺の自然との境界が曖昧なため毎日動物たちとの出会いが待っています。 建設完了の二年後に自然調査をしてみると 美並発電所が完成したのは2019年の7月。2年が経過した2021年に生物種の調査を専門家

川を下るとビッグな魚に変身!? 太陽光発電所に棲むアマゴの生態とは【パシフィコ動植物図鑑】

自然豊かな発電所に生息する天然アマゴ美並太陽光発電所内にある調整池には、環境省と岐阜県で準絶滅危惧種に指定されているアマゴが生息しています。アマゴはもともと渓流などの上流域に棲む川魚。ここに棲むアマゴたちは、おそらく発電所近くを流れる長良川や吉田川を下ってたどり着いたと考えられます。 アマゴは手のひらサイズほどの小ぶりな魚で、体の側面に「パーマーク」と呼ばれる大きな楕円形の青い斑点と、小さな赤い斑点があるのが特徴です。また、主食は水生の昆虫類で、美並太陽光発電所ではカワゲラ