生存率は1万匹に1匹!? ニホンヒキガエルの産卵の裏側【パシフィコ動植物図鑑】
発電所内の調整池に、オスとメスのペアが卵を産みに来る早春の夢前太陽光発電所の水路に響き渡る「アオアオ」という鳴き声。毎年2〜3月ごろ、発電所内の水たまり(調整池※)に、山から下りてきた大量のニホンヒキガエルが姿を現します。
ニホンヒキガエルが調整池を訪れるのは、産卵のため。彼らは普段、山で暮らしていますが、卵は池や湿地帯といった水辺で産む習性があるため、産卵期は山のふもとで過ごすのです。
ニホンヒキガエルのサイズは、アマガエルのようなカエルと比べるとかなり大きく、成人男性