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【冬アルバム①】氷と霜の世界2023

❅ 上の写真はクリスマスに集めた自然素材が凍ったところ。(赤:ローズヒップ、オレゴングレープの葉。緑:アザミの葉、松葉)

カナダの中部地方のファームにいます。冬真っ盛りの今はマイナス10℃からマイナス30℃の気温。寒い年はマイナス40℃から50℃になる場所なので、マイナス10℃に上がる昼間は暖かいと思ったり。

例年の積雪は1mのところ、今年は少なくて20cmくらい。それでもニワトリとヤギは外へ出られない(出たくない)深さ。(ご近所の牛や馬は強くて普通に外で過ごしている)

うちは冬中ひっそりしていて、ファームの牧羊犬も仲間が見えなくて退屈そうにしている。

外の飲み水は見事に凍るので、おこもり中の畜舎に水とエサを運ぶ。その帰りに目についた風景を撮るのが楽しみ。(急いで撮らないと犬に踏まれちゃう)

降雪の翌日は、朝日が結晶に反射してダイヤモンドを散りばめたようです。見とれていると足が凍り、家で慌てて足湯をするのも欠かせない日課となっています。

冬は長くて寒いけれど、薪ストーブで温まりながらアルバムに入れたい写真を厳選。そんな贅沢な時間はあっという間に過ぎていきます。

有料ですが『【空色アルバム】withコットンウッド』もあります。そちらは同じ場所でも「日によって空の色が違う」という、空マニアのための写真になります↓

https://editor.note.com/notes/n5620a7c1f7d7/edit/


こちらは無料版。拡大すると見えてくる結晶をゆっくりとご覧ください。

霜焼け体質で外に出られる時間は限られていて、ようやく撮り貯まって編集できた【冬アルバム①】です。(②は雪の結晶編。そちらも併せてどうぞ)

フェンスの支柱を真上から見たところ。(ほぼ実寸大)
年輪に沿って氷結した様子が可笑しいです。
お砂糖まぶしのロールケーキみたい。


冬枯れのヒマワリ。種採りしたあとの残りは野鳥用。
頭に霜をのせてツンツンヘアが伸びているみたい。
後ろのほうにロールケーキの支柱が立っています。


水面下の砂利ではありません。氷の下の砂利です。
水溜りが綺麗に凍ってつるつる。転倒注意!!


六角形、三角、ギザギザの葉っぱもあるように見える。
幾何学的になれる場所(うちでも限られている)は、
たっぷり水分を含んだ古い木製のフェンス。黒っぽくて昼間に温まり、急激に冷える夜間、水蒸気が結晶化して成長。


これは中心部に六角形のピラミッド?


朝日を浴びて綺麗だけど。その正体はくっつき虫。


実はこれ、アザミのトゲトゲしいタネでした。
後ろには例の木製のフェンスが写っています。


枯れ草から霜が育って、白い草が生えているみたい。
コケには触手のような霜が発生。
道に張り付いていた落ち葉。
この前後は一面の氷の道になっていて、しかも坂道。
ボブスレー(危険なソリ遊び)ができそう。
実は撮影しながら滑りそうです。


もう一度、氷と霜の世界へ。

自然が育てた芸術は、小さな形を発見する楽しみとなります。
それでは②、雪の結晶編へ続きます。

#みんなでつくる冬アルバム
#氷
#霜
#結晶
#写真

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