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富士山みたいな形のチョコレートを見て思ったこと

先日、カナダの田舎に住む私たちの元へ義母からの小包が来て、その中にウクライナのお菓子が入っていた。
義母がよく行くヨーロピアンショップで選んでくれるものは美味しいものばかり。さすがというか、ヨーロッパ系の移民だからというか。

日本でも経済支援の一貫で、あちらのお菓子が買えるそうだが、もしこのお菓子を見かけたときに、購入するかの参考までに記事にした。

ロシェンの本店は首都キーウ。お土産としても有名メーカー

お菓子の名前は、ズバリ『モンブラン』。キリル文字でなく、フランス語表記。
ウクライナのお菓子に何故かフレンチの真意はさておき、語尾のTとCを発音しない読み方をした。「白い山」の意味でとるか、そのまま西ヨーロッパ最高峰『モンブラン』の意味でとってもいいのかもしれない。ちなみに栗は使われていない。

特記すべきは、このお菓子にはゴマとシナモンが入っていて、チョコレートとの組み合わせが珍しいと思ったこと。ゴマの食感に後味のシナモンが香るチョコレートになっている。

カカオ含有量は40 %台だが、底にダークチョコの薄い層があって、リッチ感もじゅうぶんだった。

1個のサイズが大きめで、その対比を添えた。
カナダで北極グマといったら2ドルコイン。
通称「テゥーニー」は日本の五百円玉より1ミリ大きいが、このお菓子の底面積は、そのコインよりもさらに大きい。

ここ北米圏のお菓子の甘さに疲れてしまう私も、これは甘さ控えめで、ゴマの噛みごたえのためか、丸ごと1個を美味しく食べられてしまった。

最後になるが、山裾へかけての刻みがとにかく山らしい。日本にもカナダにもここまで巧妙に似せたチョコ菓子はないと思う。
平地が多い国土では、山に対して特別な感情があるのかもしれない。ちょうど日本人が富士山を見たときに嬉しいと思うように。

ホワイトチョコで表した冠雪が冬の富士山。懐かしさに思わず見入ってしまう。
海外在住者のハートに刺さるお菓子に驚いて、街で見かけたら、今度は自分で買いたいと思っている。

ついでにウクライナのお菓子をネットで検索すると、レトロなデザインの見た目が可愛いらしい。特にビスケット類。

お菓子を通じて民間が繋がるのは平和的だ。

日本の政治的援助も人的支援に限定されるように。
不透明では軍事的援助になりかねない。
そして、ロシアとの友好関係も再構築できるように。
とかくアメリカに言いなりの日本。
富士山のように孤高でも世界と渡り合える政治家がいてくれたらいいのにと思った。


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