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おばあさんとおばさんとおかあさん

こないだ、1週間くらい前、車通りの少ない道路の真ん中で買い物カートの奥の方をごそごそしだした年配の女性がいて。
でもしばらくしたら車がやってきて、クラクションを鳴らすでもなく2メートルくらい後ろで5秒くらい待っていたんです。

でも、その年配の女性はまったく車に気づく様子もなくさらにごそごそごそごそ。おれもその様子をさらに5秒くらい見ていたんだけど、ちょっと気の毒に思えてきて。
「ちょっと、そこの…おばあさん! 後ろに車が来てますよ〜」って声をかけました。

その年配の女性、顔を上げてちょっと照れ臭そうな顔をしておれの方に「●▲▶︎★*●▶︎▼■!▶︎▼■?▼◀︎」と言って(全然聞き取れなかった)笑うと、道の脇にどけてくれました。
よかったよかった。
…って、おれが書きたかったのは、その年配の女性が避けてくれましたよって話じゃなくて。


「ちょっと、そこの…おばあさん」って声をかけたとき、おれはこの「おばあさん」という呼びかけにものすごく躊躇したんです。
というのは、おばあさんと呼ぶには、まだ少し若いかな? って気がして。すごく感覚的なものでしかないんだけど、何となく「まだおばあさんとは呼ばれたくない歳の方じゃないかな?」と頭に浮かんだんです。

で、そのとき頭に浮かんだ対案が「ちょっと、そこのおかあさん」だったんだけど、瞬時に「あたしあんたのおかあさんじゃないし!!」って大きな反論が聞こえてきて(頭の中で)。
最近、なんか、一定の年代女性だからって「おかあさんであることを前提にするな」ってあるじゃないですか? うん。そうだよねっておれも思います。

でも一方で、じゃあ、年配の女性をどう呼べばいいのか? って難しくて。
ポリコレとしては「そこのあなた」が正解なんだろうなとは頭には浮かんだものの、知らない人にササッと声をかけるときの「そこのあなた」は、おれにとっては「他人行儀感」&「上から注意感」がどこか高くって。

という、どうでもいい話でした。
なんか、別の書き物していたら急にこのことが頭に浮かんできて。
さて、書き物に戻りますかね。

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