24時間ライブ配信を終えて
おはようございます。
昨晩の22時に一昨日の22時から始まりました24時間配信を終えました。Instagram、スタンドFM、Facebookライブ(これは一部ですが、)をご覧になっていただき、コメントなど送っていただいた皆様ありがとうございました。
まずは、24時間の配信を終えた感想ですが、非常に体力を使いました。話すことが得意な藤田ですが、流石に24時間となると、全ての内容を僕たちが伝えたいことや、皆さんに有益な情報をお届けすることは難しかった。やっぱり、事前準備をもっと整えて、トークの振り幅を広げておけばと思いました。
昨日の配信の中でも・・・・
理学療法士のインプット・アウトプットについてです。世間では、アウトプット力に目が向けられがちですが、PTにとってアウトプットは仕事上、必須なので、個人的にはインプットの方が大切だと思っています。
行う順番としては、インプット → アウトプット という順番ですよね。インプットしたからアウトプットができるという流れになりますので、PTも学んだことから治療を行う流れになります。
しかし、日本を見たときに大人になってから(大学を卒業してから)は、勉強をする時間をとる人が非常に少ないと言われています。つまりは、インプットの量が圧倒的に減るので、今貯蓄してある知識や経験の量だけでアウトプットする人が増えます。そうすると、アウトプットは一定数ありながらも、インプットをする機会が減るんですね。
理学療法士はこれが顕著で、常にスタッフや患者と触れ合うため、アウトプットは非常に多い仕事です。しかし、インプットはどうかというと、専門性が問われる仕事なので、専門の疾患の知識がある程度溜まると、それ以上は学ぶ必要がなくなる瞬間がきます。すると、貯蓄切り崩し型アウトプットになるんですね。
なので、意識してインプットを行う必要があるのですが、このときに大事にしていることが、アウトプットの目的先行型インプットです。そもそも、治療のためのアウトプットしか意識しないのである程度勉強したところで、仕事をこなせるようになり、インプットの目的を見失います。このときに、とりあえずの「インプット」を始めてしまうんですね。今に活きるものではなく、隙間時間を埋めるためのインプットです。これは、現場には使えませんが、人生を豊かにはするので、ある程度は必要です。時間があり、興味や好奇心があるものをインプットすることは、後々何かに活かせるきっかけになることもあるでしょう。
しかし、PTの場合には、現場レベルでインプットもして欲しいと思います。そのインプットは「患者の背景」です。これを学びにし、アウトプットに活かすという目的を持つと、別でインプットをする必要性が出てきます。
例えば、患者さんに西陣織の職人がいたとすると、病気は頚部骨折なので今までの知識で治療ができますが、この人の性格や生活を考えるとそれだけでは、適切なリハビリは提供できないんですね。なので、西陣織のことを勉強する必要があります。どのような人が着物を作っていたのか、どこの誰が着物を売っていたのか、仕事はどのような姿勢で行っていたのか、そのときに活躍した人は誰かなどなど、
仕事の文化から人間関係などを勉強していくと、地域の歴史と人間関係が見えてきます。これをすっ飛ばすと、人を理解せず、症状に目がいくセラピストになってしまうので、うまく人の繋がりが作れないんですね。それだと、自主訓練の伝達をしても、「あの人は口だけでやってくれない」という現象が起きてしまうんです。
さて、話を戻しますが・・・
昨日の24時間ライブ配信は、アウトプットが目的でした。話の内容もある程度はスケジュールを決めて、皆さんに伝えたいこともまとめて準備はしていました。しかし、その量が全く足りなかった。来てもらう人の顔まで思い浮かべながら準備をしたのかというと、そういうわけでもなく、ただ漠然とこんな話を伝えたいってなってたんですね。
それでは、なんとなくのアウトプットになるので、皆さんにいい時間をお届けできないなと思ってしまいました。本当にすみませんでした。
来年1月からはクラウドファンディングをさせていただきます。この目標の達成には皆様のお力が必要です。今年のご挨拶も兼ねて、皆さんにご連絡を取らせていただくこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
また、今回の経験を活かして、いい情報をお届けできるように、InstagramやスタF、Facebookでの発信を続けていきますね。
引き続き応援のほど、よろしくお願いします。
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