察しろよおじさん問題
昨日、今日と2日間の十勝弾丸出張だったのですが、仕事の方はなんとか上手く行った(んじゃないかな)と思いますし、現地の社員たちともコミュニケーションが取れる機会が持てて良かったなと安堵しています。
できればもう少し時間を取って、楽しむ方もしっかりと堪能したかったのですが、これはまた次回に持ち越しということで。
で、ですね、今回の出張で気になったのが、タイトルに挙げた察しろよおじさんの問題です。
■ 「察しろよおじさん」とは
何も言葉を発せず、「眼の前のオマエはオレのやりたいことを察して行動しろ」という顔をしてくるおじさんのことです。
「行動しろ」といっても、なにか難しいことをやるように要求するというわけではありません。
例えばこんな感じです。(昨夜の実話です。)
ホテルの大浴場の脱衣所で、おじさんのロッカーと私のロッカーが近接していて、私のロッカーの扉が邪魔でおじさんがロッカーを開けられないといった場合です。
普通の感覚(と私は思うのですが)としては、「ちょっとごめんなさいねー」とか声掛けして、すこしスペースを譲ってくれるようにお願いするじゃないですか。
この場合、にっこり微笑みながらお願いすればなおよしと思います。
しかしですね、察しろよおじさんはそうではないのです。
無言でこちらを見つめる、というか睨むのです。じーっと。「察しろ」とばかりに。
で、私が「あ、邪魔でしたか、ごめんなさいねー」と言ってスペースを開けると、無言で押しのけるようにやってくるわけです。
まあ、一言で言って感じ悪い。
しかし、言葉が通じない人である可能性もあると思ったのですが、そうでもないようです。
■ 飛行機内の察しろよおじさん
あるいは飛行機内で。
私はいつも席は通路側と決めているのですが、誰かがトイレに行くときに避ける必要があります。
昨日も通路側で、隣のおじさんがトイレに行きたそうに席を立ったので、膝を通路にググッと避けました。
普通の人は「すいません」と通られます。しかし、そのおじさんは立ったまま動きません。
「何だろう?」とおじさんを見上げると、おじさんはこちらを黙って見つめて、いえ「察しろよ」と睨んでいらっしゃいます。
「もしかして、立てってことかな?」と通路に立つと、おじさん無言でトイレに向かって行きます。
「え?特に太ってもいないし、膝を避ければ通れるでしょ!」と思いましたが、にっこりと微笑みを浮かべてお見送りしました。
■ なぜおじさんは無言率が高いのか
私もおじさんなのに、おじさんについて考察するのも何なんですが、まあ、シャイなのかなあと思います。
他人とコミュニケーションを取ることが苦手なんでしょうね、たぶん。
で、これは個人的な印象なんですが、こうしたこと、おばさんにはあまりないと思うのです。おじさんに圧倒的に多いような気がするのですね。
何となく、老後、女性はどこかのコミュニティに属することが多いけど、男性は孤独になることが多いことと通底している気もします。
いやあ、おじさん仲間として言っておきます。
少しはしゃべりましょうよ、できれば少し微笑んで。カーネギーも昔からそう言ってますし。
誰も、微笑むあなたを「気持ち悪!」と非難したりはしないですから。
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