小さなかわいい小湊鉄道に乗って

昨日、小湊鉄道に乗ってきました。
観光ではありません。市原青年矯正センターへ、受刑者に清掃の職業指導をするために定期的に通っているのです。その最寄り駅が、小湊鉄道の上総山田駅です。

ふだん広島で暮らす私は、この仕事を引き受けるまで、人生で小湊鉄道に乗ることがあるとは思ってもいませんでした。
五井駅がどこにあるのかもよく解っていませんでした。

以下、ダラダラと行程を書き連ねているだけで、取り立てて有益な情報はありません。

まず朝5時に自宅を出発、広島駅まで3キロちょっとをトレーニングも兼ねて歩きます。
もう暗くはないけれど明けきってもいない中、速歩きで。

早朝で広島駅構内のお店は開店前なので、近隣のコンビニで朝食を買います。

広島駅6時00分始発ののぞみ号に乗り込み、タブレットで地元紙（持続未来グループが展開している地域の中国新聞、高知新聞、十勝毎日新聞）を読みながら朝食。

続いてメールチェックや諸々の業務をこなします。
途中、リモートでの打ち合わせをしたりしながら品川駅に到着。（こういうときにS WORK車両は便利ですね）

JR横須賀線→総武線に乗り継ぎ千葉駅へ。
休憩を兼ねてちょっと早めの昼食を取ります。

今度はJR内房線に乗って五井駅へ。
途中、蘇我駅を通るとき、どこかで聞いた「千葉で投資用不動産としての価値があるのは蘇我駅まで、それ以降の不動産にリセールバリューは期待できない」という言葉を思い出します。

五井駅で小湊鉄道に乗り換えます。
今回は自動販売機が故障していたため、画像のような切符を窓口兼改札の女性から買いました。

切符パンチで対象個所に穴を開けてもらいます

乗り込む車両はレトロ感というか「よく頑張ってるな感」が満載のものです。

実物はもっとベテラン感が溢れています

「あまり乗客はいないんだろうな」という私の勝手な決めつけを裏切るように、社内には40名くらい乗っています。1両編成なので空いている感じではありません。

カメラで盛んに撮影する鉄道ファンが少なくないので、これはゴールデンウィーク効果なのかもしれません。

上総山田駅は五井駅から4駅なので、小湊鉄道をじっくり堪能したとまでは言えないのですが、水田中心の風景はとても良い感じでした。
「もっと晴れている日に来たい。菜の花の季節に来れたら最高だな」
そんな事を考えながら目的地へ。

降車時に、最後尾から降りて待ち構える車掌さんへ切符を渡します。

帰りも小湊鉄道で帰ろうと思っていたのですが、この日は市原青年矯正センターの職員さんが気を利かせてくださり、五井駅まで送迎して頂きました。

次回はゆっくりと小湊鉄道を楽しみながら帰りたい。そんなふうに思わせてくれる小さなかわいい路線でした。