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サバサバ女の実態

男に対して可愛げのある態度がとれないからなのか、口が悪いからなのか、気軽に下ネタについて話すからなのか、

サバサバしてるよね

と言われることが多い。


その度に、「だからお前はモテねえんだよ」と心の中で悪態をつく。

言うのは決まってダサい男ばかり。ダサいと言うのは見た目のことではない。

私のような、サバサバしてるだのしてないだの、という内容の日記をSNSに上げてしまう女のことを「サバサバしてる」と思ってしまう観察力の無さ。これはモテない。モテない男は観察力も洞察力も無い。

まず「サバサバしてる」って何なんだ?

それを言ってどうしたい?

まさか「サバサバしてる」と言ったら女は喜ぶと思っているのか?そうだとしたら本格的にダサい。それはモテない。


「サバサバ」の定義を教えて頂きたいところだが、仮に冒頭で挙げた具体例を定義としよう。そして私の言い分は以下の通りである。


可愛げのある態度がとれない…ダサい男に可愛げのある態度をとる必要がない

口が悪い…ダサい男に丁寧な人間性を出す必要がない

気軽に下ネタを話す…ダサい男には下ネタで充分


つまり

私のことをサバサバしていると思った時点でお察しなのである。


可愛い私を見せたい!と思う時はある。しとやかで丁寧な女性だと思われたい!と思う時もある。下品ではなくてエロティシズムを感じさせたい!と思う時は多々ある。

ただそれが、エロくてセクシーな男に対してだけであって。




「サバサバ女」というワードに対して敏感になる私のような女はきっと多いだろう。

「女の子なのにサバサバしてるね」という言葉が発せられる度に、世界中で更にダサくなった男が生まれ、女は更に偏屈になっていくのだ。


サバサバした女に出会ったら、私に教えてほしい。世の中にサバサバした女なんて存在しない。男は知らない。

そして何より、自分を振り返ってほしい。己の観察力・洞察力の無さを恥じてほしい。

君はきっとモテないだろう。




サバに罪はない。

冒頭の鯖缶はいつかの肴になって素敵な夜を生むだろう。





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