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「大学日本代表」候補強化合宿 各種タイム上位選手を一挙公開!

12月2日から4日までの3日間、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで第44回日米大学野球選手権大会(2023年7月開幕予定)に出場する大学日本代表候補選手の強化合宿が行われた。初日と2日目は特別ルールでの紅白戦が3試合、3日目はシートノック、フリーバッティング、50メートル走というスケジュールだったが、今回は50メートル走、およびシートノックと紅白戦で計測できた各種タイム上位の選手を紹介したい。

50メートル走で5秒台をマークしたのは、宮崎一樹(山梨学院大・外野手・山梨学院)、松浦佑星(日本体育大・内野手・富島)、中島大輔(青山学院大・外野手・龍谷大平安)といういずれも3年生。

事前にスカウトと話した際、スピードに関しては、松浦の注目度が高かったが、宮崎がそれを上回る結果となった。今年のリーグ戦では、春秋合わせて18試合で19盗塁という驚異的な数字を残しているが、その足が全国でもトップクラスということを証明した。打撃はノーヒットに終わったとはいえ、悪い癖はなく、肩の強さも素晴らしい。来年は、さらに注目を集めることになりそうだ。

惜しくも50メートルのタイムでは、2位に終わった松浦だが、実戦では圧倒的なスピードを見せた。一塁到達タイムもトップタイ。これはヒットで最後に足を緩めた時のタイムであり、内野ゴロなら3.90秒前後をマークすることも多い。

また、ツーベースで見せた7.52秒というタイムはかなりのハイレベルで、それ以外のベースランニングでも一際目立っていた。高校時代から足は素晴らしく、順調にレベルアップしている印象だ。


上武大・進藤勇也

捕手のスローイングで最も目立ったのは、やはり進藤勇也(上武大3年・筑陽学園)である。シートノックでも、1人だけボールの勢いが違い、低い軌道で一直線にセカンドまで届く。今回の合宿では打撃に精彩を欠いていたが、飛ばす力も十分にあり、近年の大学生捕手の中では、総合的に見てトップと言える存在である。

タイムで、その進藤を上回ったのが友田佑卓(日本大3年・九州学院)だ。小柄だが、とにかく動きが良く、捕球から送球の持ち替えのスピードは、圧他の選手を凌駕している。実戦でも見事な送球で進塁を阻止して見せた。大学生の捕手では進藤に次ぐ存在となるだろう。

日本大・友田佑卓

◆強化合宿の結果は…!?独自計測もあり!

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