トヨタ自動車にプロ注目のドラフト上位候補!“150キロ右腕”吉野光樹にスカウト陣から驚きの声
社会人野球の名門・トヨタ自動車に、またひとりプロ注目のドラフト候補が浮上してきた。今回は、社会人2年目で飛躍した本格派右腕にスポットを当てたい。
2022年5月25日 都市対抗野球東海地区二次予選
トヨタ自動車3-1西濃運輸
吉野光樹(トヨタ自動車) 投手 176cm78kg 右投右打 九州学院→上武大
トヨタ自動車対西濃運輸という好カードで、愛知県岡崎市にある「岡崎レッドダイヤモンドスタジアム」のスタンドには多くのスカウトと社会人野球ファンが詰めかけていた。その前で圧巻のピッチングを見せたのが、トヨタ自動車の先発を任せられた吉野光樹だ。
九州学院では村上宗隆(ヤクルト)の1学年上で、チームは2年時に春夏連続甲子園に出場しているが、吉野自身はベンチに入っていない。3年夏も背番号10ながら多くの試合に登板したが、決勝で秀岳館に敗れ、甲子園出場を逃している。
上武大では2年春から主戦となり、2年秋、3年春と2季連続で最多勝のタイトルを受賞。その後は故障に苦しんだが、4年秋には復活を遂げ、リーグ戦後に行われた横浜市長杯でもエースとして活躍している。
社会人1年目の昨年は重要な試合での登板はなかったものの、着実に力をつけ、2年目の今年は主戦へと成長した。この日も「前日は眠れないほど緊張した」とのことだったが、立ち上がりからそんな不安を感じさせない見事なピッチングで、西濃運輸打線を抑え込む。6回を被安打わずかに3、1失点の好投でチームを勝利に導いている。
◆元中日・吉見と広島・栗林を足したようなフォーム…!?
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