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山梨学院から松商学園に転校して才能が開花!丸山慧也は高校球界“屈指の外野手”に成長するか…星稜戦で“非凡な打撃技術”を披露

来春の選抜出場は絶望的となったが、秋季大会で高いパフォーマンスを見せた高校生は少なくなかった。今回は、こうした「有望株」のなかから、来年の北信越地方で、スカウト陣から高い注目を集めそうな“強打の外野手”を取り上げたい。
 
2023年10月14日 高校野球秋季北信越大会
星稜9-3松商学園
 
丸山慧也(松商学園) 2年 外野手 178cm83kg 右投右打

丸山慧也(松商学園)

北信越地区を代表する強豪校同士の対決は、序盤から着実にリードを広げた星稜が快勝した。一方、敗れた松商学園で光った選手が、3番、ライトで出場した丸山慧也だ。
 
中学時代は、長野県の「中野リトルシニア」でプレーし、2年夏と3年春には全国大会に出場している。中学卒業後は、山梨学院に進学したものの、1年時に退学し、地元の松商学園に転校した。今年秋の新チームから公式戦に出場し、チームの北信越大会出場に貢献している。
 
まず、打席で構えた時の雰囲気に目を引かれた。バットを高く上げ、背筋も真っすぐに伸ばして構えており、プロフィールの数字よりも体が大きく見える。
 
タイミングをとる動きが小さく、始動も遅いのは悪くない。ただ、少しボールを長く見ようとし過ぎて、ミートポイントが体から近くなる。このため、スイングが窮屈になることが課題だ。第1打席と第2打席は、いずれも力のないファウルフライに倒れた。この2打席は、体格とパワーを生かし切れていないように見えた。
 
しかし、そのまま終わらないのが、丸山の非凡なところだ。

◆非凡な打撃技術とは!?

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