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“打率5割超”東北福祉大・杉沢龍がスカウト陣に強烈アピール! 元東北高のスラッガーがドラフト戦線に浮上へ

仙台六大学野球で驚異的な成績を残している強打の外野手がいる。今回は、東北高校出身である、この外野手にスポットを当てて、実力を診断していきたい。

2022年5月21日 仙台六大学野球春季リーグ戦
仙台大3-1東北福祉大

杉沢龍(東北福祉大) 4年 外野手 178cm80kg 右投左打 東北

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優勝がかかる大一番の第1戦を仙台大が接戦で制したが、敗れた東北福祉大で圧倒的なパフォーマンスを見せたのが3番、センターで出場した杉沢龍だ。

東北高校では1年夏に1番、ショートで甲子園に出場。大学進学後に外野手に転向すると、昨年は春、秋連続でベストナイン、春にはMVPも受賞する活躍を見せ、12月に行われた大学日本代表候補合宿に選出されている。

この日の対戦相手は、同じく大学日本代表候補に選ばれていた仙台大のエース左腕、長久保滉成(4年・投手・弘前学院聖愛)だったが、第1打席でストレートを弾き返してライト線へのツーベースとすると、第3打席では初球のカーブを完璧にとらえて打った瞬間に分かるホームランをライトスタンド中段まで運んで見せた。

長久保はボールの出所が見づらいサウスポーで、左バッターが特に攻略するのが難しいタイプ。そんな好投手を相手にも全く崩されることなく長打、ホームランにしてしまうところは見事という他ない。昨年までと比べてもトップの形が安定し、ボールを長く見られるようになった印象を受ける。

◆打率.571…4球団のスカウト陣に強烈なインパクト

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