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日本のイケてる建築を見る② 海ほたる~東京湾アクアライン(前編)

【注意・前書き】この記事書こうと思って、寝かせすぎちゃいましたね。海ほたるの見学ツアーに出かけてから1年近く経ちます。後から気がついたのですが、同じ見学ツアーネタでブログ書いている人がいらっしゃったんですよ。どのように書こうか迷いました。途中かぶる部分がありますが私の視点と言葉で書きます。ご了承ください。

 
 今回は日本のイケてる建築を見る第2弾です。
 ぱぁホームの建物群とはウルトラ対極にある素晴らしい建物です。(建物というか土木工事ですね)
 日本の土木技術力の結晶、最高峰と言っても過言ではないと思いますっ!!

 東京湾のど真ん中に浮かぶ・・・これですよ。

木更津方面への橋梁部
海ほたるPA
風の塔(通気口)

 海ほたる&東京都アクアラインです。(昨年、羽田へ向かう飛行機の中から撮った写真です)
 竣工して既に25年。
 もちろん修繕もガッチリ。
 
階段の修繕がきれいです…。常時、波と潮風に晒されているので定期的なメンテナンスが施されています。
 

駐車場から見る階段。めちゃんこきれいです。

 私は海ほたるPAが大好きです。以前は平日一人になる時間がたま~にできることがあったので、ここに来てコーヒーを飲んでいたのです。息抜きですね。今は自由になる時間がそれほどないので、ふらっとどこかへドライブというのはあまりしません。
 同級生の一人が就職した会社はアクアラインのトンネル部を掘削するシールドマシン(掘削機)のシリンダー(機械を動かす円筒状の部品)を制作していたのです。彼はそのことをとても自慢していましたね。もう長いこと会っていないけど元気でいるかなぁ。夜中、ふと思い出したんですよ。

シールドマシンの模型


 ってことで、ぼーっと海ほたるのサイトを見ていたらこんなのがあるじゃないですか。トンネルの早速申し込みました。トンネルの裏側を探検ですと⁈

 さて見学当日です。
 指定時間に集合した見学者はガイドの方々に管理棟へ案内されます。そこで探検ツアーの説明を受け、東京湾アクアラインの工事の記録映像を見学します。
 この記録映像がとてもイイ!! すごくイイ!! これだけでも必見の価値があります。(ただし撮影禁止です)
 80年代〜90年代にかけて工事が行われていますが、当然のことながら映像に残る人達のファッションは、その当時のものなのです。その頃を生きている人なら懐かしくなるはずです。出てくる人々も生き生きしています。工事関係者の方々が見たら感慨深くなるでしょうね。時代に活気がありました。バブルがハジけても、あの頃はまだ日本が豊かだった・・・。
 そして工事のスケールがデカい。特に大きいなと感じたのは風の塔(アクアラインのトンネル部における吸排気口になっている)がある人工島の工事の映像です。平たく言うと鉄筋コンクリートの円形の壁を作って海水を抜く工事なのです。

 この動画を見た後に見学ツアーへ出発です。
 建物内部にある駐車場がいっぱいになると建物の外に臨時駐車場を作るのです。その臨時駐車場に繋がる細いトンネルが見学ツアーの経路です。この細いトンネルはアクアラインのトンネルに沿って通っている緊急避難するのためのトンネルです。火災時などで消防車が通るのです。
 私は一度だけ臨時駐車場に車を停めたことがあります。夏休みで家族連れで混雑していた記憶があります。まさか10年以上経って、この臨時駐車場にまた来ることになるとは思いませんでしたね(汗)

 あまり見学ツアーと関係ないネタですが、臨時駐車場へ行く途中にドッグランがあります。ワンちゃんを連れてドライブする人はここでお休みするといいですね。

ドッグランコーナー

 
 この臨時駐車場の先の暗い部分がトンネル入り口です。ちなみにアクアラインのトンネルはシールド工法で建設されましたが、このトンネルはシールド工法ではなく別の工法で建設されています。
 現在、このトンネルは緊急避難用としていますが、アクアラインの交通量が増えた時は本線として使う計画があるのだそうです。

臨時駐車場。トンネル入口が見えます
ここから先が避難用のトンネルです

 いよいよトンネルを探検です。
 トンネルの天井に書かれた記号が見事ですね。遺跡みたい。

トンネル天井に書かれた数字と記号
ここをずんずん進んで行きます

 トンネルには扉がいくつかあります。その扉を開けて奥へと入っていきます。扉を設けることで、万が一、火災が起きた時に煙や火が広がらないようにしているのです。
 またトンネル内に空気を流し気圧を高めることで、煙や火が広がらないようにしています。ガイドさんの持つ吹き流しが流れる空気でなびいています。

扉を開けて進んでいきます
ガイドさんの持つ吹き流しが扉から出る空気でなびいています

 続きはまた明日書きます。
 ガイドさんが教えてくれた避難用トンネルの工法がカタカナ名だった記憶があるのですが、ググっても出てこない。
 メモしておけばよかったぁ…(汗)

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