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禁酒から3ヶ月を経た感想〜ビールはお酒に入りますか?

「もう」なのか「まだ」なのか、とっさにどちらかわからないということは順当な時間感覚だったのだろう、とりあえずは無事に禁酒から3ヶ月が経過したわけであるが、健康や体重にこれといった変化はなく、特筆すべき苦労も恩恵もない。

もともと不要だったものが霧消したとしても喪失感がないのは至極当然なのかもしれないが、微小でもなんらかの「やめてよかった感」を期待していたのかもしれない。しかしまだたったの3ヶ月、焦りは禁物、男は金(きん)持つ(※出典失念)なのである。

そもそもコロナショックによる在宅勤務、不要不急の外出の自粛、飲み会の減少などにより、ごく個人的な試みである「禁酒がもたらした変化」などは計測・実感できうるはずもなく、以下、老牛からダイソンで強引に搾乳するがごとくなんとかかき集めた感想を述べたいと思う。

1. 晩酌の習慣が抜けない。

口寂しくてついついノンアルコールビールを飲んじゃう。ちなみにアサヒドライゼロ推し。

2. ゆったりとした外食ディナーへの興味が失せる。

どうせ飲めないと思うと時間をかけて楽しむような外食をしようという気力や情熱が全然わかない。結局さっと食べて帰ることになるのなら、フレンチやイタリアンではなくラーメンやカレーでいい。

3. 炭酸水と烏龍茶ってこんなにうまかったっけ?

炭酸水はレモン風味にハマり中。烏龍茶は急須で茶葉から淹れたアツアツでもペットボトルで冷やしたとものでもおいしく万能感がすごい。

今となってはウイスキーや日本酒、ワインを飲みたいと欲することは皆無だが、ビールはやっぱり飲みたくなる。よく冷えたビールは別格なのだ。そもそもビールっていくら飲んでも酔わないし本当にアルコールなんだろうか? 先生、バナナがおやつに入るのはわかりましたが、ビールはお酒に入りますか?

ビールくらいは解禁してもいいじゃないかと脳裏で悪魔が囁いたりもするが、アルコールは喫煙同様、0か100かしかなく「ちょっとだけ」などという中途半端な甘っちょろい選択肢はないのだ。

などとつらつら思考を右往左往させながら、よし、心を鬼にして是が非でも今夏を乗り切ってみせるぞと決意を新たに、季節はずれの降雪で白花色にそまる窓外を見やるぼくなのであった。

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