かね子

98年生まれ。時事に思うことや卒業研究のメモを少しづつ。

かね子

98年生まれ。時事に思うことや卒業研究のメモを少しづつ。

最近の記事

「収集→保存あつめてのこす」展

本展は2020年4月4日から5月17日を会期として、高知県立美術館にて企画開催された。美術館としては「tupera tupeta」展に続く改修後2回目の展覧会である。企画のきっかけは、学芸員が改修中に収蔵庫の整理作業にあたり、美術館自らの抱える課題に向き合わざるを得ない状況に立たされたことだという。 2020年5月現在、高知県立美術館は3つの収集方針のもと約41,000点の作品を収蔵している。その収集方針は、(1)マルク・シャガールの作品、(2)表現主義的傾向のある国内外の

    • 人格の併有

      「きつねみたいだね」 随分昔に言われた台詞が忘れられない。 教室のなかでは静かに過ごしているのに、部活では人が変わったようにはしゃいでいるからと、同級生がわたしに言ったのだ。ショックだった。 一年前、思想史の演習でこんな発言を聞く。 「人は他人をひとつの人格だけで見てしまいがちだが、その人格はその人の全てではない」 どんな人だって複数人格をもっていて、必ずしもみえる部分だけがその人のすべてではない。わかってはいるはずなのに忘れがちなことを、誰かが教えてくれた。 複数

      • ストレスフル、キャッシュレス

        このところ、レジのやりとりにストレスを感じてしまう。お互いの言いたいことがが、上手く伝わらないからだ。マスクをした人間同士が、ビニールカーテンを介してコミュニケーションをとるのは簡単ではない。 特にキャッシュレス決済ならなおさらのこと。 現金決済では、「現金で支払います」と言わなくとも(当たり前だが)、カルトンに小銭を載せれば意思表示ができる。その一方、キャッシュレス決済では、カードやスマホを提示したうえで、かならず「○○で支払います」と言わなければいけない(○○にはポイン